2022年03月28日

紙の書籍は良書にあたれば投資対効果が非常に高い

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(鮭のおにぎらず_鮭山マス男商店 桜木店(新潟市))

●『1時間の仕事を15分で終わらせる』(清水久三子 著)より


インターネットは、ゴミ情報が多いです。 
誰でもタダで瞬時に情報を求められますが、ネット上の情報は、玉石混交で差別化が図れるようなものは少ないでしょう。
Googleは素晴らしい検索サービスですが、使う側がキーワードを知らなければほしい情報にたどり着く可能性も低いのです。
自分が情報を得たいテーマの全体観が見えないままGoogle先生に教えてもらうのは、ムダが多い試みになります。


書籍は、選び方を外さなければ安価かつ効率的です。
2000円前後という安い価格帯で、得たいテーマの全体像が見えやすく、実践した人の知見が得られます。
紙の書籍は出版社が世に出すという判断をしているので情報の信頼性もあり、良書にあたれば投資対効果が非常に高いでしょう。


しかし、たまたま見つけた本を一冊だけ読む、というやり方では書籍のよさを活かしきれません。
関連テーマで少なくとも五冊、時間に余裕があれば十冊は目を通したいところです。
これは自分が慣れている分野なら差分の情報を得ればいいので三冊。
まったくの新領域なら二十冊と、今持っている知識量に合わせて決めるとよいでしょう。


インプットの速度と質を高めるには量を増やすしかありません。
ビジネスに必要な本の読み方は一冊をじっくりと味わいながら読む「精読」ではなく、複数の知見を比較しながら読む「パラレル(平行)読み」です。


たくさんの本を比較しながら読むと、優れた情報と取るに足りない情報、つまり、「良質見解と悪質見解」、そして、多くの人の意見が一致している情報と様々な異論がある情報、つまり「共通見解と相違見解」がわかるようになります。


これは読書に限らず、他の情報収集でも同じです。
たまたま目についた情報で仕事を進めるのはとても危険です。
書籍に限らず情報の価値を判断できるようになるには量がモノを言います。


※※※


私は基本、電子書籍を読んでいます。
紙の本が好きですが、本屋へ行かずとも24時間・365日いつでも購入できるのはありがたいです。
(それと、古い本を読んでいると、花粉症と同じ症状が出てしまいます・・・)


残念ながら、最も必要な書籍(参考書・実用書)に限って、電子書籍が無いことが多いです。
そういうのは、紙の書籍を購入しています。
紙の書籍は持ち歩くのが不便だし、書き込みをするのにちょっと抵抗があります。


iPad Proを購入したので、その部分を改善してみました。


(1)紙媒体の書籍をスキャンし、PDFデータにする。
(2)オンラインストレージ「Dropbox」へアップロード。
(3)iPadのノートアプリ「GoodNotes 5」に取り込む。


「GoodNotes 5」上でスキャンした書籍に、アップルペンシルでいくらでも書き込みが可能になりました。
書き込みしたPDFデータは、オンラインストレージ「One Drive」へ自動バックアップしています。
すべて書き込んだら、PDFデータとして出力し、Evernoteに保存。
iPadを購入して数日ですが、勉強するにはなかなか便利なやり方だと感じています。


iPadの場合、本体だけでデータ管理するより、複数のオンラインストレージ(なるべく無料の範囲で)でデータの保存・連携をすると良いですよ。
Posted by kanzaki at 2022年03月28日 07:00