2022年04月13日

複数の選択肢で迷ったら、締め切りを作ってベターなものを選び試してみること

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●『勝間式生き方の知見 お金と幸せを同時に手に入れる55の方法』(勝間 和代 著)より


どんなに頑張っても、私たちは世の中にあるすべての選択肢を自分の実行の候補にすることは不可能です。


就職や転職、引っ越しなど、人生の選択に関してはできるだけ多くの選択肢を集めることで、自分にピッタリの唯一のものが探せますが、日用品や日常的な行動に関しては選択肢が三個以上でてきたら、ベターなものを選んだほうがいいと思います
多くても、十個ぐらいの選択肢の中から選んだほうがいいでしょう。
時間割引率の観点からも、早め早めに実行して、失敗も早めに経験して学習したほうが、次によりよい方法を選択できるようになります。


婚活サービスを利用し始めて三カ月以内に前に進めない人は、どんなにカウンセリング期間を延ばしても結婚に至りにくいのだそうです。
時間をかければ、自分にとってベストの人が現れると考えているため、ベターな人の中からデートを繰り返して、相手を選ぶという発想がないからだそうです。
結婚のような人生にとってもっとも重要な決定事項でさえ、そんなものなのですから、ほかの日常的なことで三カ月以上悩むのはバカらしい、ということが言えるでしょう。


もし今、やろうかどうか迷っていることがあったら、締め切りを作ってください。


そして、締め切り前までに集まった情報の中で、ベターだと思うものを選択して動き出します。
食い散らかし上等で、必ずしもコンプリートしなくていい、という考え方です。


私たちは何かをするなら、最後までやり切らないと投資した時間やお金がもったいない、と思いがちです。
あるいは、周囲の人にやると言っちゃったから、途中でやめるのは恥ずかしい、といった気遣いからつい撤退戦略を躊躇してしまいます。


しかし、何事もやり切らなくていい、と割り切ると着手するのが簡単になって実行できるのです。
ある種、お試し感覚でやってみて、うまくいかなかったり、思っていたのと違ったりしたらさっさとやめよう、というように大らかに構えて動き出せる人が、実行力がある人です。


※※※


【コメント】


この本のすぐ後に、「(転職、起業は)選択肢を山のように用意すると、ピンとくる選択が必ずあるのです」と選択肢を増やすススメを書いています。
同じ本の中で相反することが書いています。
視野を広めるためという事で、ちょっと違うのかな?


「やろうかどうか迷っていることがあったら締め切りを作る」
「食い散らかし上等で、必ずしもコンプリートしなくていい。お試し感覚でやってみる」


この2点は確かに納得です。
そうしないと行動しませんよね。
差し迫った日常生活を脅かす事案に遭遇しない限り難しい。


そういや1か月前から、私がはじめたことがあります。
「ラジオ英語講座」を聴くことです。
完全に、朝ドラの影響ですね。


スマホのアプリで、NHKが公式にストリーミング配信しています。
幾つかの講座を聴いています。


テキストは買いません。
買うと安心して、大抵は実行に移しませんから。


その代わり、ストリーミング配信と同時に、googleの「音声文字変換」というアプリを使っています。
英語講座の英会話をリアルタイムに英語のテキストに変換してくれます(それなりに変換は精確です)。


これにより無料で、耳と目で講座を学べます。
あまり真剣にやりすぎると長続きしないので、この程度のやり方で今のところは進めています。
お試し感覚でやると、かえって長続きしますね。

Posted by kanzaki at 2022年04月13日 07:02