●『勝間式生き方の知見 お金と幸せを同時に手に入れる55の方法』(勝間 和代 著)より
【収入の二〜三割は給料日に天引きする】
経営の神様として知られる松下幸之助さんも、「全収入の八割のお金でやりくりする」ことを推奨していました。
私は可能であればあともう一割増やして、七割で生活することをお勧めしています。
雇用喪失対策に加えて、人生が八十年時代から百年時代に延びた分、貯蓄も増やしたほうがいいと思うからです。
貯蓄は、変動費にあたる病気になったときの治療代や自己投資の資金などを吸収する意味合いもあるので、余裕が多いほど安心できます。
収入の二〜三割は必ず給料日に天引きして、投資に回しましょう。
お金が残ったら貯めるというやり方では、お金は貯まりません。
私たちの意思決定のほとんどは、無意識に行われています。
それをうまく利用して、天引きして最初からなかったものにして、残った分を最適化して生活設計する、ということを無意識に行うようにするのです。
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天引きした二〜三割は投資信託のドル・コスト平均法の積み立てで、「お金に働いてもらう」ようにしてください。
これは、二〇〇七年に『お金は銀行に預けるな』を出して以来、十四年にわたって主張し続けていることですが、ここで改めて強調しておきます。
余剰資金は、銀行や郵便局の口座に預けてはいけません。
まったく増えずに、死に金になるだけです。
ドル・コスト平均法とは、手数料がタダ同然のネット証券などの証券会社を通じて、毎月一定日に一定金額で、世界全体の株式や不動産を対象にした「全世界インデックス」や「世界不動産投資インデックス」などの金融商品を、薄く広く買い続ける投資方法です。
このドル・コスト平均法のメリットは、投資の対象やタイミングを分散させるため、資本主義が続いて、世界経済がごくわずかでも成長すれば、中長期的にマイナスになることがない、という点です。
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【コメント】
仕事柄、私も以前は少し投資をかじっていたことがあります。
現在はしていません。
この年齢になると、増やすメリットより、減るリスクを最小限に抑えたいからです。
そもそも私には投資に回せる余裕がありません・・・。
全収入の七割のお金で生活するのには賛成です。
人によって収入が異なりますから、同じ七割でも金額が異なります。
新潟市という地方都市で賃貸生活する場合、賃料とマイカーの維持費は必要です(私はマイカーを所持していませんが)。
冬の暖房用の灯油もバカになりません。
それとスマホやネット関係。
これだけでも、結構な金額になってしまいます。
お子さんがいれば、養育費もたくさんかかります。
私は家族構成も、生活スタイルもシンプルです。
そういう意味では、節約しやすいです。
さらにいうと、どういう生活スタイルにも変化に対応しやすいです。
人生100年時代とはいえ、そこまで健康で生活できるものではありません。
まだ現役の頃から、人生後半戦を考えるのは悪くありません。
先日、年金事務所へ相談に行きました。
現役世代だからこそ、あれこれ確認しておきたかったからです。
はじめてだったから、聞きたいことの全てを確認したわけでも理解したわけでもありません。
けれど、とっかかりとしては良かったです。
視野を広げ、これからの生活を考えています。
どうなるか分かりませんから、全収入の七割のお金で生活することは心がけたいと思います。
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