●『一流の人はなぜ、A3ノートを使うのか? すべてを“紙1枚”にまとめる仕事術 仕事の教科書BOOKS』(横田伊佐男 著)より
【左から右へ押し流す「OUT or IN整理法」】
《拡大思考》でたくさんのアイデアを作り出す→《分割思考》でそれらを整理するという手順の中で《分割思考》で行われる意義の一つが、「ふるいにかける」ということです。
それはつまり、「OUT=やらないこと」と「IN=やること」に分けることです。
OUTとINの両者は、ほかにもさまざまな普遍的定義ができます。
・OUT:やりたくないこと、含まないこと、非現実的、間に合わない、予算外、未承認事項。
・IN:やりたいこと、含むこと、現実的、間に合う、予算内、承認事項など。
つまり、OUTはネガテイブ要素、INはポジティブ要素として定義づけるのです。
そして書き方について、もう一つ重要なことがあります。
それは、OUTを左側に、INを右側に書くということです。
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我々は書面を見るのに、左から右へ視線を移すことが習慣、習性として身についています。
OUTとINに分ける意義は、《拡大思考》で得た膨大な情報から、INを漉し出すことにあります。
OUTを先に、左側に書き出すことによって、INが抜き出され、濾過された純度の高い情報のみが右側に書き出されることになります。
【Step 1】
ノートをヨコ位置に置き、真ん中からタテに線を引き、右と左に分ける。
その際、同時にノートを真ん中から二つ折りにしてもよい。
【Step 2】
左にOUT、右にINを書き出す。
右側のINには、思考の中で濾過された純度の高い情報を書き出すことを意識する。
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【コメント】
会議や打ち合わせをする際、ノートやホワイトボードへ文字やら線やらを書くかと思います。
私はつい、「ノートの中で迷子」になってしまいます。
あれこれ書くのだけれど、
「その結論は何?」
「この打ち合わせが終わった後にすべきことは何?」
という重要な言葉が、ノートのあちこちへ分散してしまうのです。
私はその対策として、大型の付箋へ「結論」「行動すべきこと」などを書き、そのノートへ貼り付けていました。
こうすれば目立ちますからね。
最近は、iPad Proというタブレット端末をノート代わりにしています。
その場合、付箋は貼れませんから工夫が必要です。
冒頭の「OUTを左側に、INを右側」という区切り分けをすれば、付箋に頼らずとも理解しやすいですね。
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