2022年05月02日

「脳のスイッチ」〜やる気はないままでいいのでまずは最初の作業に取り掛かる

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●『地頭が劇的に良くなるスタンフォード式超ノート術』(柏野 尊徳 著)より


脳というのは、「やる気を出そう!」と念じたり想像してもやる気が出ません。
しかし、実際に何でもいいので作業を始めると活性化するという特性があります。


これは「作業興奮」と呼ばれており、脳の側坐核という部分が刺激されることでスイッチが入るようになっています。
側坐核のスイッチは、作業を始めて5〜10分ぐらいで入ると言われています。


つまり、仕事の課題に対してあれこれ考え込むよりも、とりあえず何でもいいから手を動かして書き出す、やる気はないままでいいのでまずは最初の作業に取り掛かる、という方が脳の構造上、合理的なのです。


※※※


【コメント】


あ〜、これはあるあるですね。
部屋の掃除は億劫だけれど、ちょっとはじめてみたらエンジンが掛かって徹底的にやってしまいますよね。


「最初の一歩」のハードルが低ければ低いほど、脳のスイッチを入れやすくなりますね。
しかもその最初の一歩は、適当で、完璧を目指さない方がいい。
ひとまず、やれればいい程度がベストかなと。


習慣作りの最初は、最初の一歩をいかにレベルの低いものにするかだと思っています。
それを続けていくうちに、じょじょにレベルが上がっていきます。


過去を振り返るに、最初の数日を完璧にこなしたものに限って続きません。
その完璧にやろうという努力で疲れてしまうからです。


今現在も継続している習慣って、1日15分程度のものです。
この15分っていうのがちょうどいい。


30分だと辛い時があるけれど、15分だととりあえずはやることが出来ます。
「全部やっても、たかが15分」と思えば、億劫にはならないです。


そして、実際に始めて数分もすれば、億劫がっていたことを忘れて実行しています。
更にその15分を朝に行うと、誰にも邪魔されないので継続しやすいです。

Posted by kanzaki at 2022年05月02日 07:01