●『外資系マネージャーが教える端的に伝える技術: 1つの視点と3つの基本ルールで誰でもわかりやすく伝えられる人に』(アキヤマ・ダイジロウ 著)より
なぜあなたの話は伝わらないのだろうか。
結論を言おう、その理由は3つある。
・1つはあなたが相手の質問に答えていないからである。
・2つ目は相手の聞かれたことに対して伝えすぎということである。
・3つ目は相手に全体像が見えない話し方になっているということである。
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逆に考えると、これらの3つの原因に対処すればわかりやすく端的に伝えることができる。
相手の質問に対して、ストレートかつコンパクトに、全体像が見えるように話す、ということである。
この3つの原因に対処するための解決策が、1つの視点と3つの基本ルールである。
【1つの視点】
自分が何かを伝えようとするとき、視点を自分ではなく相手にシフトさせよう。
相手は何を聞きたいのかを具体化しよう。
【3つの基本ルール】
●ルール1:答え→根拠の順番に話す。
・ストレートに答えを告げる。そして、その答えを支える根拠を示す。
●ルール2:グルーピングして示す。
・グルーピングとは、話す内容を同質のグループに括ってあげること。
例えば、商品の導入効果を説明する際、「定量的な効果と定性的な効果があります」というように話す内容をグルーピングした上で、それぞれの細かいことを説明する。
●ルール3:そぎ落とす。
・話すべきことが複数要素に渡る場合でも、濃淡をつけて、しっかり説明する部分と説明しない部分に切り分ける。
5つ原因があっても、主要なものが1つならば、それをしっかり話し、残りは軽く触れるだけにする。
・そぎ落とすものが分からなくなったら、「何が問われているか」に立ち返って考える→だから、視点のシフトが重要。
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【コメント】
世の中にあまたあるロジカルシンキングより、ずっとシンプルで、ずっと効果的ですね。
プレゼン、社内文書、はたまた日常会話、どれにでも応用が効きます。
相手が求めているのは、事象すべでは無い。
すべてを伝えるより、軽量化した的確な部分を伝えることで、相手は納得してくれる。
これはきっと、今後の人生でとても大切なことだから、是非暗記しておこうと思います。
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