●『調べる技術 書く技術 誰でも本物の教養が身につく知的アウトプットの極意 (SB新書)』(佐藤 優 著)より
ネット上にリリースされている情報は無限大ともいえ、書籍以上に、「何を読むか」を選別する裏側には、数多の「何を読まないか」の取捨選択がある。
では「何を読まないか」といえば、ネットニュースである。
たとえば、「Yahoo! ニュース」などのニュースサイトは、タダで新聞記事などが読める点でおトクに思えるかもしれない。
しかし媒体の垣根を越え、記事が雑然と羅列されている時点で、きわめて非効率的だ。
というのも、ニュースサイトは、あらゆるメディアの記事の羅列と化していることで、「情報のプロ」たる記者が関わっているという新聞のメリットが、ほぼ失われてしまっているからだ。
さらにもう1点、ネットには、過去の閲覧・検索履歴によって、自分の目に触れる情報が機械的に選別されるという側面もある。
たとえば、私が「猫」に関するニュースを閲覧したら、「あなたは猫に興味があるんですね」とばかりに、猫関連の情報が優先的に表示されるという具合だ。
読者も、ニュースのポータルサイトなどで「あなたにおすすめの記事」といった文言を目にしたことがあるだろう。
情報を広く見渡す「概観性」が失われ、世の中で起こっていることや、さまざまな見方・考え方を満遍なく把握できなくなるという意味では、大きなデメリットといったほうがいいだろう。
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【コメント】
最近、ネット(ニュースサイト)は、あまり読まないようにしています。
そういう意味では、上記と同じですね。
それどころか、新聞もTVニュースも殆ど目にしません。
多分、一時的なものだとは思います。
癖になっている習慣を控えて、やらなければいけない事に費やしたいからです。
それにニュースって基本的に、心が暗くなるものばかりです。
今の私には、それを受け止めるだけの心の余裕はないです。
必要な情報は得なければいけないのですが、本当に必要なものって限られています。
そういうものは、自分から探して見つけるものが多いので、ネットニュースは読まなくても影響はありません。
この習慣、しばらく続けようと思います。
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