●『超訳 自省録 よりよく生きる』(マルクス・アウレリウス 著)より
いつどの瞬間においても、いま目の前にある仕事には、正確で偽りのない真剣な態度で取り組むこと。
優しく、しかも自発的に、正義をもって取り組むこと。
ほかのことには気を紛らわさず、人生最後の仕事であるかのように取り組むこと。
無目的にも、感情的にも、偽善的にも、自己中心的にも、怒りっぽくもならないように取り組むこと。
充実して敬虔な人生を送るためには、いかにわずかなことで十分かわかるはずだ。
神々もまた、それ以上のことは求めていない。
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そして、現在にかんすることだけが大事なのだ。
というのは、未来や過去の活動は、精神でコントロールできないので、現在の精神活動にとって無意味だからだ。
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どこにあっても、どんなときでも、君にできることがある。
いま現在の状態に敬虔な気持ちで満足し、周囲にいる人たちにはただしく振る舞うこと。
十分に考え尽くしていないことが、いま現在考えていることに忍び込んできた結果、軽率に判断してしまわないよう注意すること。
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【コメント】
西暦121年生まれのマルクス。
考えている事、大切にしている事が、2022年を生きる我々にも通ずるところに驚かされますね。
この人の考えは、「今を生きること」「今に集中すること」。
過去でも未来でもなく、「現在」にフォーカスしています。
仏教に通ずるものがありますね。
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