●『魂の退社―会社を辞めるということ。』(稲垣 えみ子 著)より
挙げ句、いずれ来るはずだった「誰もホテルを用意してくれなくなる」という事態にまったく対処できず、我が身のこれまでの幸運も忘れ、ただ途方に暮れて自分がいかに不幸かを嘆くばかりというありさまとなります。
それは成長物語とは真逆の世界です。
そう。会社は修業の場であって、依存の場じゃない。
それがわかれば、会社ほど素晴らしいところはありません。
そして修業を終えた時、あなたはいつでも会社を辞めることができます。
結果的に会社を辞めても、辞めなくても、それはどちらでもいい。
ただ、「いつかは会社を卒業していける自分を作り上げる」こと。
それはすごく大事なんじゃないか。
そんなことを考える51歳無職の春です。
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【家事ができる】
無職になってみると、料理、掃除、洗濯ができるということの強みをしみじみと感じます。
電化製品をほとんど持っていないのですが、どうということはなくすべて手でやっております。
つまり、他人や企業やお金に頼らなくても自分で自分の身の回りを快適に整えることができる。
よく考えてみれば、人生は快適であればいいのです。
これ以上人生に求めることってあるんでしょうか?
そう思うと怖いものがなくなってきます。
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【コメント】
今、一番やりたいのが家事です。
毎日帰宅が遅いので、じっくり・ゆっくりやる時間がありません。
私はお金をかけて他人が作り上げた「特別な一日」というものに興味がありません。
(具体的な事を書くと、どう考えても角が立つので省略)
自宅や身近なところの中で、それぞれにじっくり時間をかける方がいい。
お金をかけない分、手間をかけることはできます。
それも自分の手が届く範囲の中です。
「誰もホテルを用意してくれなくなる」・・・という言葉に重みを感じます。
定年退職したあと、大抵の人が待ち受けるのがこの状況です。
意味の捉え方は、その人それぞれですが、少なくともそこには「不安」があります。
自分の生活を自分で手でじっくりやり切る。
当たり前のそんな日々を取り戻したいです。
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