●『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本』(武田友紀 著)より
※文中の「繊細さん」とは、最近よく耳にする「発達障害」の人の事です。
あれもこれもと頼まれて焦る。仕事が山積みだ。
そんなときの合言葉は「一つひとつやっていこう!」です。
えっ、そんなこと? と思うかもしれません。
でも、この当たり前のことこそ一番着実なのに、忘れがちなことなのです。
仕事が押し寄せると「あれもこれも」と頭の中で考えが舞って目の前の仕事に集中できず、よけいに慌ててしまう。
そんなとき「一つひとつやっていこう!」という合言葉には、目の前の仕事とは関係ない考えを頭から追い払う効果があります。
そして繊細さんは、もともと一つひとつやるのが得意。
「一つひとつやっていこう!」は、自分の得意な「一つひとつ」という仕事スタイルに頭の中を切り替えられる、魔法の呪文でもあるのです。
どんなにたくさんの仕事があっても、実際に手を動かせるのは、誰だってひとつだけ。
深呼吸をして、一つひとつ片付けていきましょう。
あれもこれもやらねばならないとき、「優先順位をつけましょう」とよく言われます。
優先順位をつけてうまくいく人はOK!
でも、優先順位をつけるのが苦手な人は、無理にしないほうがいいのです。
というのも、繊細さんの中には「優先順位をつけようとしてますます混乱する」という人がいるから。
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【コメント】
私も優先順位を考えるのは難しい方です。
差し迫った問題は「大きな付箋」に書いて、常に目に見えるところに貼っておきます。
そうするといつの間にか、付箋は複数枚になります。
そういう状況を焦る時と、全体が見渡せて冷静である時があります。
本当、その時の心の状況によってとらえ方が変わるから、メリット・デメリットがありますね。
結局は一つ一つやっていくしかない。
焦る状況の中、一つ一つ終わっていき、付箋をはがして捨てていく。
少しずつ減っていくのに合わせて、心も落ち着いていきます。
現在の心理状況がそのままずっと続くわけじゃないので、粛々とやっていくのが最適解なのでしょうね。
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