●『「後回し」にしない技術』(イ・ミンギュ, 吉川南 著)より
もっと多く学びたければ、学んだことを人に教えればよい。
わたしは学生を対象に文章を書くうちに、わたし自身がより多くのことを学んだ。
人は教えながら学ぶ。
慰めながら慰められ、助けながら助けられる。
では、いつ、誰に、何を教えればよいのか?
答えはシンプルだ。
いますぐ、そばにいる人に、この本で読んだことをひとつ教えてあげよう。
それがスタートだ。
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わたしは自分の受講生に、何らかのかたちで他人に教える機会を与えようと工夫している。
発表をさせるときも、自分が学生ではなく教授になったつもりで、「発表」ではなく「講義」をしてみよと言う。
そしてこう付け加える。
「もっともしっかり学べるのは、他人に教えるときだ」と。
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誰かにもっと学んでほしければ、その人に「教えてくれ」と頼もう。
子どもにもっと勉強してほしければ、「勉強を教えてくれ」と頼もう。
社員の実行力を高めたければ、彼らが別の社員に実践の方法を教える機会を提供しよう。
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【コメント】
知識を身につけたければ、人に教えてみること。
昔から言われていることですが、確かに事実ですよね。
仕事でも、他者へ説明(口頭でも文章でもいい)できた頃には、相当頭の中に入っているものです。
部下にマニュアルを作ることを推奨しているのですが、それは有事の引継ぎの為ではありません。
本人がその仕事の理解を深める事が最大の理由です。
その上で積極的に他の者へ、自分の抱えている業務の一部を引き継がせるのも、理解度を深める為です。
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