●『仕事が速い人は、「これ」しかやらない ラクして速く成果を出す「7つの原則」』(石川 和男 著)より
【 最高の時間術「ポモドーロ・テクニック」】
世界中で爆発的に広まった時間管理のテクニックがあります。
その名は「ポモドーロ・テクニック」。
方法は実にシンプルです。
「タスクを、25分間続けたら、5分間休憩する!」
これを繰り返すだけで、仕事を集中して続けられるのです。
仕事のほかにも、勉強、読書、掃除など、やりたいタスクは何でもOK。
たとえば、8時間あれば、単純計算で16個のタスクをやり遂げられます(実際には、4回転ごとに30分休憩するので、12〜13個が目安になります)。
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考案者は実業家であり作家でもあるイタリア人、フランチェスコ・シリロ。
もともとはソフトウエアのエンジニアで、常に締め切りに追われる仕事をこなすために、キッチンタイマーを使ってこの仕事の進め方を編み出したのだとか。
ちなみに、彼が最初に使ったゼンマイ式のキッチンタイマーがトマト型だったことにちなんで、イタリア語でトマトを意味する「ポモドーロ」から、「ポモドーロ・テクニック」と呼ばれているそうです。
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おすすめして終わりたいところですが、私の経験から1点補足したいことがあります。
それは、ポモドーロ・テクニックが効果を発揮したのは、1人になれる環境だけだったということです。
私は月曜日から金曜日まで建設会社の総務経理として働いています。
そちらの時間帯でもポモドーロ・テクニックを試してみたのですが、1人のときのようにうまく仕事を進めることができず、続行を断念しました。
理由は簡単です。
日本のオフィスでは、25分も仕事に集中し続けたり、勤務中に勝手に5分間の休憩をとることが難しいからです。
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そこで私は、「ポモドーロ・テクニック」の精神を活かしつつ、日本のオフィスでもやりやすいように進化させました。
いろいろと時間を区切り、休憩時間も試してみて、導き出された最適なサイクル。
それは、 「14分間仕事に集中し、1分間休憩する」!
「15分間」のサイクルが、日本のオフィスでポモドーロ・テクニックを実行するコツです。
仕事を15分で区切るといっても、15分きっかりで仕事が終わるわけではありません。
15分以内に終わらせる強い意志があれば、数分の時間が余ります。
余った時間は、メールの確認や、部下との軽い打ち合わせ、「やることノート」を見て進み具合をチェックするなど、こまごまとしたタスクに充てるのです。
イメージとしては、「15分」という箱の中に大きな石(=タスク)を先に入れ、スキマに砂(=1〜2分でできること)を入れて箱を満たしていくイメージです。
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【コメント】
私の朝のルーティンは、基本15分単位です。
長いものは、30分(15分×2コマの感覚)。
仕事を含む各種スケジュールは、15分単位か1時間単位で考えています。
通常は1時間単位のみだと思うのですが、15分単位の行動も考えておくと、スキマ時間にそれをあてる事で効率化できますよ。
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