●『50代から実る人、枯れる人 (ディスカヴァー携書)』(松尾一也 著)より)
―最も大切な人生の目的とは?
これはハーバード大学が1938年から約80年、724名の男性を調査し続けた史上最も長期間にわたって成人を追跡した研究です(ハーバード成人発達研究)。
そして4代目所長のロバート・ウォールディンガー教授によると、その答えは……
「私達を健康に幸福にするのは、良い人間関係に尽きる」なのです。
はぁ? と感じる人もいるかも知れませんが、50歳を超えた多くの人はうなずき、共感することでしょう。
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特に50代の時に良い人間関係に恵まれていると、70代、80代の時に健康で幸せを実感している比率がかなり高い、という研究結果が出ているのだそうです。
ロバート・ウォールディンガー教授が紹介している作家のマーク・トウェインの次の言葉は心に刺さるものがあります。
「かくも短き人生に、争い、謝罪し、傷心して、責任を追及している時間などない。
愛し合うための時間しかない。
それがたとえ一瞬にすぎなくても、良い人生は良い人間関係で築かれる」
人が実るも枯れるも、その人の「人間関係」次第ということです。
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コピーライターの糸井重里さんの言葉が身に沁みます。
「自分にとって、ほんとうに大事なことってなんだろう
自分にとって、ほんとうに大切な人って誰だろう
このふたつを、本気で思っているだけで いい人生が送れるような気がする」
限られた時間の中であれもこれもは関われない現実を知り、今いる周りの人(家族、親友、同僚)を大事にする。
本当に会いたい人を訪ねてみる。
出逢いの質に注目して生きてみたいものです。
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【コメント】
「限られた時間の中であれもこれもは関われない現実」
・・・これは分かりますねえ。終活すると実感しますよ。
謙虚に日々を生活し、感謝の言葉は必ず相手に伝えています。
これは回りまわって、自分の暮らしを豊かにしますからね。
それと、相手をマイナス評価するような失言は云わないようにしています。
それを意識すると、相手との距離は必ずしもべったりにはなりません。
この年齢になると、その辺の距離感は大事なのかなと思います。
他人に向けて大きく見せる必要も無いし、相手を小さく見る必要も無い。
限られた時間を大切に使いたいものです。
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