●『感情の整理ができる人は、人生うまくいく』(枡野 俊明 著)より
「喫茶喫飯」というものがあります。
茶を喫するには茶そのものに、飯を食うには飯そのものになりきることをいいます。
仕事をしているときには仕事そのものになりきる、それが禅的な考え方です。
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私たちは、結局瞬間にしか生きられません。
日々流れる時間は連続しているかに見えて、それはじつは瞬間の積み重ねでしかないのです。
過去・現在・未来という言葉がありますが、禅の世界では「現在」しか存在しません。
「いま」という瞬間こそがすべてなのです
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過去にとらわれることなく、来てもいない未来を憂えるのではなく、ただ「いま」という一瞬を生き切る。
そこに全力を尽くしていれば、後ろには必ず道ができるはずです。
いまを蔑ろにして、適当に生きている人の後には、道などはできないものです。
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【コメント】
「喫茶喫飯」。
うん、完全に「孤独のグルメ」そのものですね。
あのドラマの魅力は、実はこれなんじゃないかなあ。
私程度の人間では、過去の積み重ね・実績なんて、今の世の中では無意味なのかもしれません。
最近、そう思うようになってきました。
過去はどうあれ、今現在において対象となるものと縁が薄くなったら、それもある意味縁だと手放しても良いのかなと。
新しい縁というものが、また生まれるものですから。
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