●『苦境(ピンチ)を好機(チャンス)にかえる法則』(ライアン・ホリデイ 著)より
私たちの生活に目を転じると、なかなか目の前のことに集中できない。
何かにつけ「意味」を探したり、「公正」かどうか考えたり、「背後に」何があるか憶測したりしてしまう。
気がつけば、問題に取り組むエネルギーは残っていない。あるいは考えすぎて、一人で盛り上がったり怖じ気づいたり。
その間に仕事に取りかかっていれば、とっくに終わっていたはずなのだ。
-----
障害とはしょせん、想像の産物だともいえる。
過去と未来にしか存在しないものだからだ。
私たちは現在を生きている。
その事実を受け入れれば、障害と向き合い、取り除くことがずっと楽になる。
今何か困っていることがあるなら、現在に集中するための好機だととらえればいい。
事態の全体像などは脇に置いて、起きたことをそのまま受け止めてみる。
すると先のことを一切考えないのだから、当然、君の予想を裏づけるような未来がやってくることもない。
そうやって一瞬一瞬を新たな気持ちで生きることで、過去をぬぐい去り、皆が予想していた未来を書き換えよう。
-----
私たちはあれこれ心配したり疑ったりして(自分自身への不信も含め)、どれももっともらしく感じられるのだが、本当は何事もやってみなければ分からないのだ。
恐ろしいことに何が可能で何が可能でないかは、ほとんど自分の思い込みで決まってしまう。
現実そのものを決めてしまうと言ってもいいほどだ。
目標の達成より障害の存在のほうを信じていたら、どちらが現実となるだろうか?
※※※※※
【コメント】
私は自己肯定感が低く、先の事を心配するあまり心身を消耗しています。
そういう人間は、過去でも未来でもなく、今にフォーカスするといい。
上記の著書はストア派哲学に基づいたものですが、考えが仏教と同じなのに驚きます。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |