2023年01月18日

今何か困っていることがあるなら現在に集中するための好機ととらえる

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●『苦境(ピンチ)を好機(チャンス)にかえる法則』(ライアン・ホリデイ 著)より


私たちの生活に目を転じると、なかなか目の前のことに集中できない。
何かにつけ「意味」を探したり、「公正」かどうか考えたり、「背後に」何があるか憶測したりしてしまう。


気がつけば、問題に取り組むエネルギーは残っていない。あるいは考えすぎて、一人で盛り上がったり怖じ気づいたり。
その間に仕事に取りかかっていれば、とっくに終わっていたはずなのだ。


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障害とはしょせん、想像の産物だともいえる。
過去と未来にしか存在しないものだからだ。


私たちは現在を生きている。
その事実を受け入れれば、障害と向き合い、取り除くことがずっと楽になる。


今何か困っていることがあるなら、現在に集中するための好機だととらえればいい。


事態の全体像などは脇に置いて、起きたことをそのまま受け止めてみる。
すると先のことを一切考えないのだから、当然、君の予想を裏づけるような未来がやってくることもない。
そうやって一瞬一瞬を新たな気持ちで生きることで、過去をぬぐい去り、皆が予想していた未来を書き換えよう。


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私たちはあれこれ心配したり疑ったりして(自分自身への不信も含め)、どれももっともらしく感じられるのだが、本当は何事もやってみなければ分からないのだ。


恐ろしいことに何が可能で何が可能でないかは、ほとんど自分の思い込みで決まってしまう。
現実そのものを決めてしまうと言ってもいいほどだ。
目標の達成より障害の存在のほうを信じていたら、どちらが現実となるだろうか?


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【コメント】


私は自己肯定感が低く、先の事を心配するあまり心身を消耗しています。


そういう人間は、過去でも未来でもなく、今にフォーカスするといい。


上記の著書はストア派哲学に基づいたものですが、考えが仏教と同じなのに驚きます。

Posted by kanzaki at 2023年01月18日 06:59