●『苦境(ピンチ)を好機(チャンス)にかえる法則』(ライアン・ホリデイ 著)より
俳優のジョージ・クルーニーに転機が訪れたのは、それまでの見方を変えてみたときだった。
キャスティングはプロデューサーにとっても障害なのだということにクルーニーは気づいたのだ。
プロデューサーには誰かを見つける必要があり、毎回、次に部屋に入ってくる人物が探し求めていた人材であることを期待している。
オーディションとは、クルーニーの問題ではなくプロデューサーの問題を解決する場だったのだ。
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自分がその答えになろうと考えた。
役欲しさにこびるような真似はもうやめよう、プロデューサーの求めるものを提供できる存在になろう、と決意した。
つまり自分ではなく、相手の願いをかなえようとしたのだ。
それ以来、オーディションでは持ち前の演技力に加え、自分がその役にうってつけであることをアピールした。
キャスティングディレクターやプロデューサーがその役に何を求めているのかを理解し、製作準備段階でも撮影中もプロモーションでも、あらゆる場でそれを演じきった。
このように、正しい見方をするか間違った見方をするかで何もかも違ってくる。
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【コメント】
世界的俳優も、駆け出しの頃はオーディションにまったく受かりませんでした。
転機は上記のように、考え方を変えたときです。
なんだかまるで、日本の就活・転職活動に似ているなあと思いました。
相手(企業)が求めるものを提供できる存在になろうという姿勢です。
昔、私自身の大学時代の就職活動では、そういうのを考えることもなかったです。
経験しながらそういうことを覚えていくものですが、若いうちに気付くためには、本を読むのが良いですね。
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