●『苦境(ピンチ)を好機(チャンス)にかえる法則』(ライアン・ホリデイ 著)より
文筆家セネカは、何か計画を実行する際、事前によく点検し予行演習をしていた。
旅に出かけるなら、頭の中で(もしくは紙面上で)シミュレーションをし、考えられる事態(嵐が起きる、船長が病気になる、船が海賊に襲われる…)とその対策を用意しておいた。
「賢明な者には、不測の事態など起こらない」
と、セネカは友人にあてた手紙で書いている。
「何事も望んだとおりには進まないが、予測したとおりには進んでくれる。
特に、計画を妨害するものについての予測はよく当たる」。
計画が妨害される可能性も、あらかじめ計画に織り込んでおこう。
よくいわれるように、勝っても負けてもいいようにしておこう。
※※※
【コメント】
ものごとが全てうまくいく・・・なんてことはありません。
常に、最悪の事態も考えておけということでしょうか。
私も不測の事態は、常に考えてしまう方です。
しかし世の中、ネガティブな予想の多くは大抵、現実には起こらないものです。
現実には起こらないけれど、そのことを常に意識して心配するから疲弊し、そして苦しむのですよね。
そして最悪なことは大抵、まったく予想外なところから沸き起こるのです。
準備してないからパニックとなります。
もうこうなってくると、余計な不安は考えないで、出たとこ勝負みたいな方が良いのでしょうかね。
特に、ミドル世代になったら、そんな気構えのほうが心身ともに良いかもしれません。
大事なのは「今」。
不安を抱くより、目の前のことに集中し、確実に終わらせていったらどうでしょうか。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 | 31 |