●『苦境(ピンチ)を好機(チャンス)にかえる法則』(ライアン・ホリデイ 著)より
本書で紹介した偉人たちは皆、特別な学校に通ったわけではない(古来の知恵であるストア哲学に慣れ親しんでいた者が多いのは確かだが)。
だから彼らのしたことで何一つ、私たちの手に届かないものはない。
どちらかといえば彼らは、誰もが内に秘めている力を解き放ったのだといえる。
逆境という坩堝の中で試され、試練という炉の中で鍛えられたことで、彼らは己の潜在的な力に気づいた。
ものの見方、行動、意志という力である。
この三つの力を使って、彼らは──
まず、はっきりとものを見て
次に、正しく行動して
最後に、耐え抜いて、世界をありのままに受け入れた。
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物事をありのままに見て、選択肢を残らず検討する。
それから腹に力を入れて頑張り、変えられるはずのないものに変化を起こす。
こうした努力は皆、互いに連動している。
行動をすれば自信がついて、ネガティブな感情に負けなくなり、ものの見方をコントロールできるようになる。
また行動することによって自分の意志を証明し、支えることができる。
哲学者で作家のナシーム・ニコラス・タレブはストア派をこう定義している。
「恐れを思慮深さに、痛みを変化の力に、失敗をはじまりの契機に、願望を実行に変えることのできる人」と。
このループは慣れれば慣れるほど楽になっていく。
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【コメント】
ものの見方、行動、意志。
上記で語っているのは、自分が主体となって動くということでしょうか。
見るのも、動くのも、考えるのも、自分を主軸に置いています。
最初から質の高い事なんてできないし、失敗もする。
経験のない自分が主体となってやるのですから当然です。
それでもやり続ける。
多分、泥臭い。
スタイリッシュではない。
しかし、そういう経験を積み重ねれば、新しいことを始める際に最も大切な「重い腰を起こす」ことが容易になるんじゃないかなあ。
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