●『超訳ベーコン 未来をひらく言葉 (ディスカヴァークラシック文庫シリーズ)』(佐藤けんいち 著)より
【人に話すことで考えがはっきりする】
考えることがあまりにも多くて、頭が一杯になっている人は誰でも、その考えを自分以外の他者に伝えたり話したりしているうちに、自分の知力や理解力がクリアになり、ほぐれてくるのを感じることだろう。
そうなれば、自分の考えをいっそう気楽にいじり回すことができるし、いっそう整然と整理することもできる。
ことばで表現したときどう見えるかもわかるようになる。
最後には、自分に磨きがかかって賢くなる。
一日の瞑想より、一時間の対話によってそうなるのだ。
アテナイの将軍テミストクレスは、ペルシア王にこう語っている。
「ことばにするとは、絨毯を拡げて見せるようなもの。
イメージが形となって現れます。
ところが、考えているだけではダメ。
絨毯が巻かれていては見えてこないのです」と。
じつに名言ではないか。
『エッセイズ』
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【コメント】
言葉にして他者へ伝える行為は、自分の考えをまとめやすくなるし、明確になります。
頭の中でグルグル回しているだけだと、こうはなりません。
やはり、第三者でも理解できるように「言語化」するというのが良いのでしょうね。
話す相手がいなければ、文章にするのもよいですね。
その際、キーワードだけをノートに書きだすよりは、文章化した方が良いように思います。
1年後に自分自身がそのノートを読んだ際でも理解できますからね。
私は日々、仕事関係はそのようにしています。
紙に書くよりは、デジタル化(ワードでもエバーノートでもなんでもいい)した方が、検索がしやすくなるから、ますます便利になります。
その際は、タイトルやファイル名の書き方のルールはきちんとしておくと良いですよ。
カテゴリ、キーワード、日付をどのように付けるかで、本当に変わってきますから。
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