2023年08月04日

「資産の棚卸し」と「生活状況の洗い出し」

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●『続 定年バカ (SB新書)』(勢古 浩爾 著)より

荻原博子の『年金だけでも暮らせます──決定版・老後資産の守り方』(PHP新書、二〇一九)には、「定年時に3000万円の貯蓄が必要」といわれる、と書いてある。


しかし荻原のいいたいことはこれである。
そういうふうに、世間では定年後に貯蓄がいくら必要だとか、「定年後に破綻する『老後破産』が増えるといわれていますが、老後を年金だけで暮らす『勝ち組』も、実は多く存在します」。

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専門家というのは、あなたの置かれている状況など理解しようとせずに、ただ数字だけを見て『こういう人には、こういう対応』という型通りの提案しかしないと思ったほうがいいでしょう」といっている。


荻原は「今のリアルな生活を直視・改善する」ことについて、「資産の棚卸し」(どんな資産があって、どうすればベストかを見直す)と、「生活状況の洗い出し」(現在の生活のなかから、今すぐ改善できる点を探す)ことを勧めている。  


食費、日用品、衣類美容費、娯楽費、交通費、教育費、医療費、交際費、住居費、光熱費、小遣いなどに関して、生活の無駄の見直しのポイントを示し、なるほどこんなことまでやるのか、とためになる(感心するだけで、実際にはやんないけどね。これは井戸さんも勧めていた)。


保険についても見直しを勧めている。
興味のある人は直接当該書にあたってもらいたい。


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あなたにとって、ほんとうに大切なことは「今ある貯金を目減りさせないこと」で、それでも不安という人は「老後のお金に対する意識改革をしましょう」。
つまり「専門家に頼ろうとしない」こと、「今のリアルな生活を直視・改善する」こと、「家計最大の出費猜欷鵜瓩寮蟻里鮹里辰討こう」ということである。


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荻原は結局こういっている。
正直で良心的である。


「介護費用は1人平均550万円、2人で1100万円。
医療費は、2人で200万円から300万円を用意しておけばいいということがわかったと思います。
この2つを合わせると、2人で1300万円から1400万円。
すこし余裕をみて1500万円くらいは、老後の介護費用と医療費のために、手をつけずに取っておきましょう」


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【コメント】

結局、銀行や証券会社、なんちゃらアドバイザー・プランナーは、あなたのお金を使わせて、自分の利益になる「仕事」をしているだけです。
慈善事業じゃないですからね。


自分の生活は自分が一番よく分かるわけで、それを理解していないと、専門家達からお金を巻き上げられるだけです。


「資産の棚卸し」と「生活状況の洗い出し」をしていない人、本当に多いです。
殆どかもしれません。
死に物狂いで計算しはじめるのは、子供の大学進学に必要なお金の捻出からではないでしょうか(本当にお金がかかりますからね)。


私は金銭的に厳しくどうしようかと考えていた際、一番効果があったのは「マイカーを処分する」ということでした。
初期導入費用はべらぼうにかかるし、ガソリン代他、毎月出費があります。
しかも、高額な車検も定期的に行わないといけません。


私の場合、そこに「事故で加害者になるリスク」をなくしたいというのもありました。
マイカーはあった方が本当に助かりますが、なんとかすれば無くてもやっていけます。
マイカーを処分するのは決心が必要でしたが、手放して金銭的余裕がすぐに反映されるので、やってよかったと思っています。

Posted by kanzaki at 2023年08月04日 07:02