2023年08月15日
どの道も歩いてみれば花盛り
●『[持たない]』（枡野俊明 著）より
こんな禅語があります。
「日々是好日」
どんな日もよい日だということです。
ただし、「よい」の意味はみなさんが思っているものとは違います。
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わたしたちは、その日ごとに、その日でなければできない、また、自分にしかできない、経験をしています。
どれもがかけがえのない経験です。
そう、どんな日もかけがえのない経験をもたらしてくれているのです。
それが「好日」の意味です。
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充実感がいい、さんざんが悪い、退屈がつまらない……とするのは人の勝手なはからいです。
めぐってきたその日を、まるごとすべて引き受けて、ただ、一所懸命に生きたらいいのです。
それが、そのときどきの、その瞬間、瞬間の、自分の本分をまっとうするということです。
本分をまっとうしていたら、はからいの心が入り込むすきまはなくなります。
こんな言葉があります。
「どの道も歩いてみれば花盛り」
これをもじったら、次のようないい方ができそうです。
「どんな日も（一所懸命）生きてみればすばらしい」
すばらしい日に、好日に、するかしないかは、いうまでもなく、みなさん次第です。
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【コメント】
このお盆の夏季休暇は、それなりに長い休みでした。
用事ごとは予定通りこなしました。
しかし、レジャーとしての休暇はまったくできませんでした。
仕事関係もダラダラして、中途半端な感じです。
どうも私の場合、自由すぎると、自分を律することができないようです。
平日に早起きをして、数々の日常習慣をこなし、日中は仕事。
帰宅してからの僅かな時間を余暇として過ごす。
そういう生活があっているようです。
休日ならではの事ができない。
昔は出来ていたように思うのですが、どうにもできなくなりました。
定年とかで会社を辞めた際、私みたいな人間がまっ先に「認知症」になって早死にしてしまうのでしょうね。
独身男性の平均寿命は、この令和の時代でも67歳。
65歳が定年で、そのあとも雇用延長して70歳まで働いている間に死んでしまいます!!!
ものは考えようで、ずっと働いていたほうが、心身ともに良いのかもしれません。
明日が夏季休暇の最後。
せめて最後の日ぐらいは、仕事やら悩みやらを忘れて過ごしたいと思います。