●『[禅的]持たない生き方』(金嶽宗信 著)より
自分の年齢に合わせて、価値観をシフトしていくことが大切です。
若いときほど仕事ができなくなったという人は、いま自分が社会の役に立っていないと感じているから、「過去」の栄光にしがみつきがちなのです。
しかし、年齢を重ねてきた人には、自分の経験してきたことをうまく後世に伝えていくという社会的な役割があります。
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物欲も同じです。
なぜ、物が欲しいのか?
周りの人に見栄をはりたいからなのか?
ストレスを解消したいだけなのか?
つねに「今」の自分に問いかけ、物を買わなくても満ち足りるというところに、価値観をシフトしていくようにしましょう。
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わざわざ同じものを集めたい、つまり「収集癖」というものがあります。
心当たりがある方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。
特に男性に多いですが、時計、プラモデル、フィギュアといった小さいものから、バイクや高級車まで、とにかく集めるのが好きという人がいます。
それは、集めることに、歓びを感じるからです。
一つずつ増えていくのが楽しい、眺めているだけでうれしい。
しかし、結局、集めたところで、それを持ったまま死んでいくわけにはいかないわけです。
残された人が、集めたものを処分しなくてはならなくなります。
極端な話になりますが、できた禅宗の僧侶は、自分の家や土地には、まったく執着していません。
なぜなら、この地球全体が自分の庭くらいの感覚で生きているからです。
そういう感覚を持てば、別に何も必要ありません。
自分の家があり、庭があるといっても、公園に行けば、もっと広い庭があります。
それを「自分の庭」だと思えばいいというスタンスです。
それと同じで、時計を集めるのが好きな人は、時計屋さんに行き、ショーケースを見て、それで満足というように、価値観をシフトしていきましょう。
漫画本を集めている人は、書店が自分の本棚だと思えばいいですし、靴や帽子を集めるのが好きであれば、靴屋さんや帽子屋さんに行って、陳列棚を眺めて心が満たされるようになることを目指せばいいのです。
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【コメント】
6、7月は身の回りのモノを捨てておりました。
ゆわゆる、断捨離です。
ものすごく、心身ともに疲れました。
これは若いうちじゃないと無理ですよ。
テレビ、一眼レフカメラ、パソコン、カバン・服その他もろもろ・・・特に自分の趣味に関するものが多かったです。
今の日常生活で使用頻度が少なく、なおかつ管理・維持が面倒なものは処分しました。
処分自体が面倒なので、本当に疲れました・・・。
もともと、同世代よりモノは少ない方ですが、それでもなんだかんだで所有しているものですね。
捨てるのに勇気が必要でしたが、捨てたら意外と後悔は無いものです。
だって、日常生活で使っていないものばかりなのだから。
他人の物欲は気にしません。
断捨離を勧めることもしません。
物欲のある人って、なんていうかパワーとかみなぎっており、エンジンがフル回転している人が多いからです。
そういうパワーは羨ましいです。
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