●『「後回し」にしない技術』(イ・ミンギュ, 吉川南 著)より
多くの人が効果を考えずに、ただ熱心に働いている。
だから世の中は死ぬほど働いても望むものを手に入れられない人でいっぱいだ。
誰よりも熱心に働き、誰よりもその仕事に熟達しているのに、望むものを得られないとしたら、それは価値や寄与度が低い仕事を選んだためだ。
だから、効果を得られないのだ。
効率と効果の違いを認識した瞬間から変化が生まれ始める。
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〈効率と効果の違い〉
(1)効率(Efficiency):
投資した努力と結果の比率、つまり仕事をどれだけ多く、どれだけ早くできるかで測定される。
効率と成果は別次元の問題なので、効率が高いからといって、必ずしも成果が保障されるわけではない。
(2)効果(Effectiveness):
現実の成果や寄与度に直結する中心的な役割の仕事をどれだけよくやったかという尺度。
効果が高い仕事をするということは、成果を出せる仕事や寄与度が高い仕事をよくやったということだ。
ただ仕事を一生懸命にしたというだけで満足してはならない。
仕事を早く、たくさんしたというだけで満足してもならない。
何をしたかの方がずっと重要なのだ。
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【コメント】
効率と効果。
特に仕事の場面で、多くの人がいろんな表現方法で語ってきたことです。
特に「効果」を求めてくるのはわかります。
問題は、その成果を出しても、その人にリターンが無いことです。
お金でも地位でもなんでも良いのですが、そういうところが悪い意味で日本らしいっちゃあ日本らしい。
それで転職するならば、前向きな転職のようにも思います。
定年や年金の事を考える年齢になってくると、日々生きていく上でそこまでお金は必要ないし、職場内での自分の立ち位置の限界も見えてくる。
その時、「今更、効率と効果と言われても・・・」と思いますよね。
そういう気持ちになったのなら、社外に目を向ければいい。
世の中は広く、まだまだ知らないことが多いです。
女性はコミュニケーション能力が高いので、どの世界へ行ってもやりこなせますが、男性はそういうのが苦手なものです。
苦手なまま高齢になると、世の中から本当に孤立してしまいます。
孤立すると、効率や効果もあったもんじゃない。
なかなか、おっかなびっくりになるとは思いますが、やってみる価値はあると思いますよ。
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