2024年01月19日

自分を大切にするということ

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●『悟りから祈りへ』(鈴木 秀子, 野口 法蔵 著)より

私たちが生きていくときに、いちばん何を求めているのか。


これは多くの本にも書いてあることですけれど、それは幸せになることなのです。
どの人でも幸せになるために、この世に生まれてきているのです。


あなたが幸せで、ニコニコしていて、心にゆとりがあって、落ち着いて穏やかでいられるときは誰だってそういうあなたのそばへ行くとうれしくなります。
何も言わなくとも一緒にいるだけで、なんだか豊かな気持ちになって帰って行きます。

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一人一人の義務は、まず自分自身を幸せにすることから始まると思うのです。
そのためには、人と比べて自分は駄目だとか、また失敗したとか、そういうふうに自分を責めないということがとても大事だと思うのです。


それなのに、自分を大切にするということを、日本の文化はこれまで教えてこなかったと思います。

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日本というのは何と災害の多いところかということです。
災害が多いから、危険なことに注意を払って、危険から身を守るということを第一に考えます。


まず嫌なことに注意を向けるという習慣が、日本の文化の中に根強くあるのは、そういうことが背景にあると思うのです。

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日本人は、やはり何かあったときのために備えをしておかなければと考えます。守りに焦点を当てているのだといえます。  


私たちは日頃、自分の中のマイナスなところに目が行きがちで、そちらに重点を置いて考えてしまいがちです。

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【コメント】

確かに災害が多いから、不安を常に抱えた考えになるのかもしれませんね。


「老後2,000万円問題」という話題を思い出しました。
あれこそ日本人の気質を感じさせますね。


新型コロナウイルスが流行った当初、マスクや何故かトイレットペーパーまで買い漁る姿を目撃しました。
これはまだ日常、必要だからわかります。
(自分は良くても、マスクをしないと相手の社屋に入れないとかありましたから)
しかし、県外ナンバーの自動車に、「他県から来るな」と張り紙をする人には呆れました。


悪いところばかり見て生きるのは、性格的なものだから仕方がないのかもしれません。


せめて、そういう反応をした際、心の半分は客観視するようにしたいです。
「私は今、●●と思った」と心のなかで思うのです。
それによって、感情に流されないようになってくると思うのです。


それは、「自分を守る盾」だと思います。
自分を大切にする為の防具なります。

Posted by kanzaki at 2024年01月19日 06:59