●『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』大ヒット上映中
https://spy-family.net/codewhite/
監督:片桐崇
原作:遠藤達哉
声優:江口拓也、種崎敦美、早見沙織
【あらすじ】
集英社の漫画アプリ「少年ジャンプ+」連載の同名コミックを原作とする人気テレビアニメ「SPY×FAMILY」の劇場版。
スパイの父ロイド、殺し屋の母ヨル、超能力者の娘アーニャ、未来予知犬ボンドのフォージャー家が繰り広げる初めての家族旅行の行方を、原作者の遠藤達哉が監修・キャラクターデザイン原案を手がけオリジナルストーリーで描き出す。
アーニャが通うイーデン校では、優勝者に「星(ステラ)」が授与されるという調理実習が実施されることに。
ロイドは少しでもオペレーション「梟(ストリクス)」が進展していることを示し、現状の任務を継続できるよう交渉する材料にするため、どうにかアーニャに星を獲得してもらおうと考える。
そこで、ロイドは調理実習の審査員長を務める校長の好物だというフリジス地方の伝統菓子を作ることをアーニャに提案。
一家は本場の味を確かめるべく、フリジス地方へ旅行に出かけるが……。
2023年製作/110分/日本
※※※※※
【感想】
本当は年末年始の休暇中に行く予定でした。
しかし、あの地震があったせいで行くことができませんでした。
ようやく先週、観に行くことができました。
親子連れが本当に多かったです。
深夜TVアニメ番組ですが、子どもたちはいつ観ているのでしょうか?
「鬼滅の刃」もそうですが、本当に子供たちにも人気なんですね。
2023年12月22日の公開から29日間で興行収入が50億円を突破しました。
観客動員数も370万人を突破しています。
「クレヨンしんちゃん」の映画が、調子が良い時期だと20億円ほどで、「ドラえもん」が30億円〜50億円ほど。
「名探偵コナン」が、昨年の138.3億円を筆頭に90億円以上を稼いでいます。
東宝としても、恒例の映画シリーズにしたいところでしょうね。
フォーマットがちゃんとしているから、いくらでも作れますし。
問題はTVアニメシリーズが、そろそろ原作に追いついてしまうところが懸念材料です。
シーズン2でもオリジナルエピソードをやりましたが、今後はどうなるのでしょうね。
※
今回の映画は、第一作にも関わらずきちんとエンタメに徹しており、大人も子供も楽しめるエンタメ作品になっていました。
子供には鉄板のうんこネタも使い、子どもたちも2時間弱飽きさせないようにしていました。
全般的には、ドラゴンボールの初期に登場した「レッドリボン軍」みたいな軍隊と、フォージャー家が戦うお話し。
特に、ヨルさんが戦った「タイプF」という全身武器のサイボーグとのアクションシーンは、ドラゴンボール、ワンピースなどのジャンプ作品の王道系でした。
家族で悪と戦うとは言うものの、全員互いの正体は隠しているので共同戦線が難しいです。
だから基本、単独行動になり、アーニャが影でフォローするという感じになりますね。
前半は家族モノエピソード、後半はアクション。
この作品はどちらもクオリティ高いお話しができるので、大人も楽しめます。
※
「メレメレ」という珍しいお菓子の為にわざわざ遠くまで家族で旅してきて、いろんな事に巻き込まれます。
メレメレの材料をフォージャー家のみんなで頑張って探してきたのだから、最後にシェフが3人に作りたてを食べさせてあげるシーンはあっても良かったかなと。
敵のボスが美食家なのは、戦時中にろくなものを食べられなかった過去があるとか、タイプFが改造された背景(先の大戦で身体を失ったとか)などがあると、敵にも深みがあったかなあと。
次回作は、アーニャと生徒達の冒険をロイドとヨルがバックアップする形が良いのかな?
「ドラえもん」みたいな感じで。
東宝的にも新しいシリーズものが出来そうな感じになり大成功かなと。
第一作でこれだけのものが作れたのはさすがです。
冒頭15分で、テレビ版を観ていなくても分かるようにしてあるのは良いですね。
コナンもそうですが。
日本の映像業界は、良質なクリエイターがアニメに流れているなあと感じました。
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