●『漂泊者とその影』:ニーチェ(ドイツ・プロイセン王国出身の思想家)
身の周りや世間で起きているいろいろな事柄に、そのつどごとに首を突っ込んでいると、結局は自分が空っぽになってしまう。
あるいは、自分の空虚さをなんとか埋め合わせるために、あらゆることに顔を向けている人もいるくらいだ。
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●『人生を変える孤独力 幸せな生き方』(谷崎 玄明 著)より
もしあなたが孤独力を養わなければ、あなたはあなた以外の誰かと比較し続ける人生を送っていくことでしょう。
自分だけの人生であることを頭では知っていながら、実際に選択する行動の根拠は自分ではない誰か。
例えば世人と呼ばれる目に見えない雰囲気や空気に左右されることだってあります。
それより恐ろしいのはあなたが主人公(本来の自己)を失うことです。
自分のことがわからなくなることです。
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【コメント】
年齢を重ねるにつれて感じる恐怖は、やはり病気や事故による死。
それは、自分のことでもあるし、家族や友人のことでもあります。
そういうのに耐えられるのだろうかと不安になります。
「老後2,000万円問題」より大きく、尚且つ、誰もが経験することです。
一言でいうと「孤独力」みたいなものを身につけていないと、乗り切れないのではないかなと思うのです。
情報が少なく、尚且つ自分自身が無知な若者だったら、そう悩まなかったでしょう。
けれど現実は違います。
一人の安らぎのために、自然の中を散策したり、キャンプするのも素晴らしいし、ジョギングをするのも良いでしょう。
そうやって、心の安寧というものを求めるのも良いことです。
やがて、そうしなくても、自分の心の中にしっかりとした「孤独力」が身につけば、いついかなるときでも動じることなくブレない心を持てるはず。
今一度、自分の心を取り戻そうと思っています。
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