2024年03月08日
ゼロになったように見えても、実はそこがスタート地点
●『心に折り合いをつけて うまいことやる習慣』（中村 恒子, 奥田 弘美 著）より
(出産後、職場復帰し)いざ始めると仕事は尋常じゃないくらい忙しくなって、家にかかわれる時間が少なくなる。
そうすると、いつの間にか両親に家のことをぜんぶやられてしまうようになる。
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やりたかった子育てにあんまりかかわれずに仕事ばっかりしていた時期がありました。
思い返すと、このときはつらかったんやないかなあと思います。
ただね、人はえらいもんで、どんな環境になっても「これが今の自分の人生や」と腹をくくると、それなりには順応していけます。
物事は両面やから、しんどい体験というのは、それはそれで人間の性根を太くしてくれますわ。
筋肉なんかと同じかもしれませんな。
もしも、今後しんどいことを経験することがくれば、それは「新しいものの見方」を学ぶ時期でもあるということです。
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ゼロになったように見えても、実はそこがスタート地点。
そのうち不死鳥のようによみがえって、「前に悩んでたのはなんでなんやろ？」「あれ、意外と強くなったな」と、ずいぶんラクに人生を生きられるようになったりします。
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しんどい状況やったとしても、食べられて眠れて心身が健康やったら、ちょっと辛抱してがんばってみるのもええと思いますよ。
すべての経験には意味があるんやと、そう実感が一つでもできると、ここぞというときに踏んばりがきくようになります。
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【コメント】
簡単に「無理です」と言わずに工夫して取り組んで見るというのが良いのではないでしょうかね。
「新しいものの見方」というのは、そういうときに生まれるものですから。
朝、「まんぷく」というドラマの再放送をしています。
即席麺である「チキンラーメン」、「カップヌードル」を生み出した人の実話をベースにしています。
このドラマを観ていると、簡単に「無理です」なんて恥ずかしくて言えなくなります。