2024年04月30日

最も努力した人こそ、最も才能のある人

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(今日から、iPhone13ProMAxで撮影したものを中心にお届けします)

●『超訳 自助論 自分を磨く言葉 エッセンシャル版 ディスカヴァークラシック文庫シリーズ』(サミュエル・スマイルズ, 三輪裕範 著)より)


※サミュエル・スマイルズ
サミュエル・スマイルズ(Samuel Smiles, 1812年12月23日 - 1904年4月16日)は、英国の作家、医者。スコットランド・ハディントン生まれ。
著書『Self-Help』は1871年、『西国立志編』の題で邦訳され、明治維新まもない日本で出版された。
その思想は福沢諭吉『学問のすすめ』とならび、近代日本の進展に大きな影響を与えたと言われている。
『Self-Help』は日本国内では一般に『自助論』として知られる。
Self-Help序文中の格言「天は自らを助くる者を助く」(Heaven helps those who help themselves. )は広く知られている。


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【自分で努力してこそ成長できる】


「天は自ら助くる者を助く」


これは、今までに人類が経験してきたあらゆる成功と失敗の体験を凝縮した言葉である。
まさに、そこには人類の英知が刻まれているのである。 安易に人に頼ることなく、自分で努力するという自助の精神こそが、人と国家を成長させるのだ。

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【最も努力した人こそ、最も才能のある人だ】


もちろん、シェークスピア、ニュートン、ベートーベン、ミケランジェロなどは特別な才能に恵まれていた人たちである。
だからこそ、あれだけの偉業を成し遂げることができたと言える。


しかしながら、彼らが人一倍勤勉に努力していなければ、あれほど素晴らしい業績を残すことはできなかったであろう。
歴史を見れば、例外なく、最も疲れを知らず勤勉に努力した人が、最も優れた才能の持ち主であったことがわかる。


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【064 毎日1時間を10年続ければ一分野で秀でることができる】


ちょっとした時間も無駄にせずコツコツと辛抱強く努力していけば、それは積もり積もって偉大な成果につながる。


毎日1時間でも無駄な時間を省き、それを有益な目的のために使えば、平凡な能力しかない人でも必ず学問の一つぐらいはマスターできるようになる。


毎日たった1時間だけでもいいから勉強を続けていきなさい。
10年もたてば、無知な人でも見違えるほどの博識になれるだろう。


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【065 時間は成果を生み出すために使うものである】


時間を決して無駄に通り過ぎさせてはいけない。
時間は、学ぶべき価値のある知識を吸収し、教養を高め、そして有益な習慣を身につけるためにこそ使われるべきものなのだ。
人生には一瞬たりとも無為に過ごしていい時間などはない。


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【コメント】


「コストパフォーマンス(コスパ・費用対効果)」
「タイムパフォーマンス(タイパ・時間対効果)」


効率的なものを求められたり、求めている昨今。
多くのことはそれで良いでしょう。
人生は有限ですから。


しかし、本当に大切なものは、じっくり時間をかけないといけない。
それ相応の努力も必要。
しかも、とても地味。
だから注目されていない。


自分の人生です。
他人の短絡的な評価を軸にせず、自分の軸で生きましょう。
そうすると、そういった地味だけれど大切で、努力が必要なものが見えてきます。

Posted by kanzaki at 2024年04月30日 07:08