●『考えすぎない練習』(ジョセフ・グエン, 矢島麻里子 著)
私たちが経験するすべてが頭の中のことであるとか、作り事であると言っているわけではありません。
恐ろしい出来事や不幸な出来事は、常に人々の身の上に起きています。
しかし、人生で多くの痛みを経験したとしても、苦しむかどうかは自分で決められるのです。
つまり、痛みは避けられなくても、人生で起こる出来事や状況にどう反応するかは私たち次第であり、その反応の仕方によって苦しむか苦しまないかが決まるのです。
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私たちの感情は外的な出来事から生まれるのではなく、その出来事に対する私たち自身の考えから生じます。
そのため、私たちは自分が考えていることしか感じることができません。
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自分が考えていることしか感じられないとわかれば、自分の考えを変えることで感情を変えられるとわかります。
つまり、経験が自分自身の考えから生じていると理解することによって、人生の経験を変えることができるのです。
そして、もしそれが真実なら、私たちは頭を切り替えるだけで─考えない状態を通して─いつでも異なる経験をし、人生を変えられるようになります。
つまり、考えることをやめた瞬間に幸せが始まるのです。
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その瞬間、若い僧は「君を実際に怒らせているものが何かわかるかい?」という指導役の僧の問いかけを思い出しました。
そしてこう考えたのです。
「それは他人や状況や周囲の環境ではない。
私の怒りの原因は、無人のボートではなく、それに対する自分の反応なのだ。
自分を悩ませたり怒らせたりする人や状況はすべて、無人のボートのようなものにすぎない。
自分が反応しなければ、それ自体に私を怒らせる力はない」
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【コメント】
事実は変わりません。
しかし、それを受け止めた際の反応(感情・表情・行動)は人それぞれです。
確かに、下手な感情に任せて反応していたのでは、相手も自分も身が持ちません。
感情の中でも特に、「怒り」だけは巻き起こしたくないものですね。
世の中には、アンガーマネジメント等、怒らない為の手法というものがあります。
例えば「(怒りの反応をしそうになったら)6秒間感情を抑える」などです。
けれど、なかなか難しいです。
私の対策としては基本、「8月31日の夏休み」に泣きながら宿題を終わらせるような場面を減らすことです。
最後になって大慌てにならないよう、主体的に計画を立てて粛々と進める。
そうすることで、感情の波を少しでも和らげるようにしています。
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