●『考えすぎない練習』(ジョセフ・グエン, 矢島麻里子 著)
私たちに苦しみをもたらしているのは、私たちが考えている「内容」ではなく、私たちが考えているという「事実そのもの」なのです。
つまり、愛、喜び、至福など、私たちが望むポジティブな感情を経験するために「ポジティブに考えよう」とする必要はありません。
というのも、そうした感情を覚えるのが私たちの自然な状態だからです。
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それは私たちが考えている内容ではなく、私たちが考えているという事実そのものによるもので、それこそが私たちの苦しみの根本原因です。
ネガティブな感情の強さは、私たちが現在続けている思考の量に直接相関しています。
考える量が少なければ少ないほど、ポジティブな感情が自然に生じる余白をより多くつくることができるのです。
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考えるのを完全にやめるのは不可能ですが、考える時間を減らすことはできます。
そうやって日を追うごとに考える時間を少なくしていけば、やがて一日の大半を思考にとらわれずに過ごし、ほとんどの時間を幸せに満ちた状態で生きられるようになります。
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私たちが「考えるのをやめたい」と言うと、多くの人はたいてい、すべての考えをやめようとしていると勘違いします。
これは私たちが目指していることではありません。「考え」と「考えること(思考)」の違いはもうおわかりですね。
私たちは、浮かんだ考えについて「考えること」は最小限に抑えて、「考え」だけが次々と浮かんではあふれてくる状態を目指しているのです。
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考えることを最小限に抑えるにはそれを意識するだけでよく、他には何も必要ないということです。
自分が考えているということ、それがすべての苦しみの根本原因であることを意識すれば、私たちはおのずとその事実を自覚します。
思考にとらわれなくなり、思考を落ち着かせてやり過ごすことができるようになります。
労力はほとんどいりません。
純粋に「いま、ここ」に心を置くだけでいいのです。
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【コメント】
抽象的で、わかったようなわからないような・・・。
「思考に余白を作る」というのは、ニュアンス的に同意。
けれど、行動に直結する考えを巡らせないのは意味がありません。
本当に必要なことに集中するため、些末なことは優先順位としてあとに回せる勇気が大切なのかなと。
案外、そういう考え方って出来ないものですよね。
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