2024年12月16日

感情的になってしまったときは、ひと言もしゃべらない

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●『仕事でいちばん大切なこと (スマナサーラ長老クラシックス)』(アルボムッレ・スマナサーラ 著)


怒られるのは当たり前ですが、怒られていいわけではないのです。
プライドが傷つきますからね。
では、どうすればいいのでしょうか?


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感情的な人には、だれも期待しませんからね。
みなさんは、会社のお荷物になるか、会社にとって有用な存在になるか、自分で決めなくてはならないのです。  


もし、どうしても感情的になってしまったときは、ひと言もしゃべらないことです。


ちょっと人目から隠れて、自分でその感情を鎮めるのです。
感情に対して、何とかしなければいけないと決めて、取り組むのです。


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感情的になってしまったときの解決方法が、ひとつあります。


自分が受けた嫌なことを、積極的に人に話すのです。
自分が上司に怒られたこと、やる気がなくなったことを隠すのではなく友達に話す。


自分の精神状態も話すとよいですね。
相手が聞いていようが、いまいがかまいません。
とにかく話すことです。
それを2、3人に話しているうちに、気持が落ち着いてきます。
言うならば、恥をさらすわけです。


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バーやスナックの女性を相手にそれをやっています。
それでは意味がありません。
自分の弱みは、同じ立場の相手に言うべきことです。
そうでなければ、恥をさらしたことにはなりません。  


怒られて感情的になったら、友達に恥をさらすこと。
先に言うのが大事です。
同僚に先に言われてしまったら、もっとダメージが大きくなります。


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自分から先に積極的に周りの人に失敗したことを話す。
だいたい3人目くらいに言うときには、気持も収まっています。


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【コメント】


感情的になってしまったときは、ひと言もしゃべらない。


私もそうしています。
物理的に距離を置くために、トイレへ駆け込むのも手です。


「自分が受けた嫌なことを、積極的に人に話す」というのは意外でした。
何度も話すことで、返って記憶に定着しやすくなるからです。
だから、私は人に話すのはあまりしません。


気持ちを収める為の手段ですから、人それぞれでしょう。


可能な限り、マイナスの感情は表に出さないようにはしているつもりです。
一番良くないのは、他の人へ当たり散らすこと。
マイナスの感情のままだと、相手へ接する態度もやはり変わってしまいますから、そこは気をつけたいものです。

Posted by kanzaki at 2024年12月16日 07:04