2025年02月14日
帰納法・演繹法・背理法とは
●仕事の9割は数学思考でうまくいく(著：秋田洋和)より
考えうる限りの事例、経験から、結論を出す。
この思考法を「 帰納法」 といいます。
●帰納法：
推論法の１つ。
観察されるいくつかの事象の共通点に着目し、ルールあるいは無理な言えそうな結論を導き出す論理展開法。
――『ＭＢＡ経営辞書』�螢哀蹇璽咼垢鮖温�
自分のミスを成長につなげていくには、「発想の転換」 が必要です。
このとき有効なのが、 順序立てた仮定によって最終結論を導き出す「 演繹法」 という思考法です。
●演繹法：
推論法の１つ。
三段論法とも言われるもので、「ルール」（または一般論）と「観察事項」の２つの情報を関連づけ、そこから結論を必然的に導き出す思考法。
演繹的論理展開とも呼ぶ。
――『ＭＢＡ経営辞書』�螢哀蹇璽咼垢鮖温�
「決断・選択力」をより高めるには、 矛盾の考え方を使った証明法である「 背理法」 という思考法を意識するといいでしょう。
●背理法：
数学における証明法のうち、重要なものの１つ。
証明すべき命題の仮定の外に、結論の否定をも仮定して推論を行い、矛盾を導くことにより、もとの命題を証明する。
（誤りに帰着させる）という意味で「 帰謬法」とも呼ばれる。
――『世界大百科事典 第２版』�蠧�立ソリューションズを参考
自分の準備が完璧でないとしたら……」という考え方のもとに準備を進めていくので、想定外となることが少なくなります。
「いったい、どこで間違えたんだろう」とひと通り振り返り、原因探しをします。
原因（らしきもの）を見つけたら、なぜ間違えたかを検証し、そこから解き直します。
この繰り返しによって間違えやすい箇所、自分の癖を知ることができ、強化すべき点（弱点）が明確になります。
※※※※※
【コメント】
文系の人たちは殆ど、「帰納法」で問題に対処しているように感じます。
そもそも、演繹法・背理法の存在を知らない。
しかし、経営に携わっていくと、徐々にそちらの有効性を感じざるを得なくなります。
私もまだ数学的な思考を学びはじめたばかりですが、驚かされることばかりです。