●大人も子どもも知らない不都合な数字(著:チャリツモ)より
海に流されるプラスチックの量は、世界全体で毎年800万トン。
ジャンボジェット機5万機分というから驚きです。そのうち2〜6万トンが日本から出たプラスチックだといわれています。
厄介なことに、プラスチックは時間が経って劣化すると、波に揺られたり、何かにぶつかった拍子にバラバラに分かれて小さくなってしまいます。
それを繰り返して、5mm以下にまで小さくなったプラスチックのことを「マイクロプラスチック」と呼び、世界の海に50兆〜70兆個も存在すると推計されています。
近年は、海に流れ出たプラスチックを、さまざまな生物が食べたり飲んだりしていることが報告され、問題になっています。
さまざまな海の生物を食べている私たち人間もプラスチックをたくさん食べています。
2019年には、人間が食べているプラスチックの量は1週間当たりクレジットカード1枚分だという研究結果が発表されました。
2022年に行われた研究では、1年間にビニール袋50枚分のプラスチックを摂取している可能性があると指摘されています。
プラスチックに含まれる着色料などいくつかの化学物質は発がん性があることがわかっているものの、プラスチック自体が人体にどのような影響を及ぼすかはまだはっきりとはわかっていません。
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【コメント】
こうして数字で語られると驚く事実ですね。
しかし、個人個人の生活対処としては、もうどうしようもないです。
声をあげて訴えたところで解決しません(そもそも、どこへ訴えかけるのか?)。
ふわっとした「自然を守ろう」的なスローガンを垂れ流したメディアを「まあ、そうだね」と感じるぐらいです。
普通にフルタイムで働く正社員だと、自然環境とか気にするような暇はありません。
仕事の中で、環境に関する部分もありますが、それは主にお上とのやりとりとかで、本当の意味での「自然を守ろう」ではありません。
スローガンだけが日常の中で通りすぎ、私達はなにもせず生きていく。
そういうのが普通になっています。
良くないのだろうけれど、どうしようもないのです。
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