2004年01月05日

色あせないモノ

今日から仕事始めです。
今週末の連休を待ち焦がれている人は私だけではないと思います。
嫌々過ごしていると、時間が経つのが遅く感じてしまうから、まあ、マイペースでやって行きましょうね。

セブンイレブンへ行って、お菓子の陳列されている辺りを徘徊していました。
すると、500円玉が落ちているじゃありませんか!
さあここで、良い心の神崎さんと、悪い心の神崎さんが、このお金をどうするかで脳内論議が開始されました。

「さっさと拾って、そのお金で何か買おうぜ。季節限定のチョコレートって、とても値段が高いから、普段は遠慮していたけれど、この際、買ってみようぜ!」
「いやいや。そのお金は、お店に返すべきです。そのお金を落とした人が気づいて、お店に問い合せするかもしれません。落ちていたのが見つかったと気づけば、それはきっと喜ぶでしょう」
「そんな小銭、お店に渡したって、自分達の儲けにするだけさ」
「駄目。返しましょう」
「ならば折衷案で、何も買わずにそのお金を財布にしまうというのはどうだ?」
「全然、折衷になってない・・・」

二人の論議を聞き流して、私はお店のレジへ、自分が買いたいものと一緒に、そのお金を持っていきました。
「これ、お菓子売り場のところに落ちていましたよ」
すると女性の店員さんは、笑顔で、
「今日はお金を落としていく人が多いんですよ。どうしてでしょうね」
「きっと仕事始めで、皆、ドタバタしているからじゃないですか」
そんな会話をし、お会計を済ませました。
店員さんの「ありがとうございました」の声が、いつもよりも大きくて心がこもっていたように思います。

小さいことでも良いことをすると、気分が良いものです。
そしてまた、自分が小さな心のチンケな人間じゃないんだと、胸を張って言える気がしてくるんです。
たくさんの自分の好きなモノを手に入れるのも、それらは全て、自分の心を満たしたいからだと思います。
けれど物欲で得たモノなんて、時が過ぎて、買ったモノよりも凄いモノが登場した途端に色あせていくものです。
そしてまた、それを買う。
以前のものは御蔵行き。

けれど「善行」は、時代が違っても、そうそう変化がありませんよね。
だから、それを行った後でも、ずっと色あせないのです。

今年は、色あせないモノで、心を満たしませんか?

Posted by kanzaki at 2004年01月05日 23:22
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