2003年12月30日

冬の散歩道

年末は、仕事が辛かったあ・・・・。
もう駄目だと思った時、心の中でいつも「なぜ、ベストを尽くさないのか」と、上田教授の言葉を繰り返し唱えていました(「トリック」というドラマの台詞です)。
この言葉、人に言うには恥ずかしいのですが、自分に向かって言うと、不思議と力が湧き上がってきます。
ありがとう、上田教授・・・・。


けれどそれも過去のお話。
今日からは安らぎの日々です。
私は特別、親戚回りとかしないので、のんびりとさせていただきますよ。
休日を充実させる秘訣って何だと思いますか?
それは、「朝、ちゃんと早くに起きること」。
いつも6時に起きているのならば、同じ6時に起きるんです。
それから、あれこれやったとしても、かなり時間が残っている事に気づきます。
その時間を有効に使えば、何か特別な行事が無くても、素敵で充実した日々になると思います。
決して、夜更かしなんて駄目ですよ。

朝、いつも通りに起きて最初にやったのは読書でした。
買っておいて、忙しくて読めないままの小説を夢中になって読んでいました。
こんな事が出来るのも、こういう時しかありませんからね。
全部で20巻ある小説なのですが、この連休で読破しますよ!

昼になってお散歩しました。
もちろん、自分の足で。
元々、車よりも自転車。自転車よりも徒歩が好きな人間ですから。
気の赴くがまま、いろんなお店へ寄ってみました。
帰省ラッシュの最中なので、休日なのに人もあまりいませんでしたよ。
途中、誰もいない公園で、温かい中華まんを食べたりしました。
自分の好きな時に休み、好きなものを食べてくつろぐ。
・・・なんか平和だなあ。
その公園は、駅のすぐ近くにあり、ビルとビルの狭間にある小さなものです。
道路に面した所以外、自分の目線は全てビルです。
コンクリートジャングルとでも言いましょうか。
でもね、見上げると綺麗な青空が見えるんですよ。
空の明るさは、等しく誰にでも、どこにでも降り注ぐんだなあ・・・・なんて思いました。

帰り道、川岸を歩きました。
この時期ですので、とても寒いですね。
この夏、ずっと夜中にジョギングしていた道なのですが、時間が違うだけで、こうも景色が違うものなんだなあと、当たり前の事に感心しました。
前方に見える橋の上をバス等が走っている光景が、写真集の中から飛び出してきたかのように映りました。
町の中なので人工的なものが多く、とても自然豊かとは言えません。
けれど自分が育った町なので、やはりこれに勝る風景ってないんですよねぇ。

途中、5メートルばかりの短い横断歩道がありました。
若い人達は、信号が赤にも関わらず、平気で渡っていきます。
私と道路を挟んで対面には、親子が立っています。
子供はまだ5歳にもなっていないかと。
その子はちゃんと、信号が青になるまで待っていました。
そういう姿を見ますとね、私もちゃんと待たなきゃいけないなあと思って立ち止まっていました。
たった5メートルの横断歩道。
これを急いで渡らず、のんびりと信号が青になるまで待てる心のゆとり。
これを感じられたのが、何だか得した気分です。

冬の散歩道。
時間があれば、ご近所を散策してみませんか?

Posted by kanzaki at 2003年12月30日 23:26
コメント
コメントする
名前(ニックネーム可)とメールアドレスは必ず入力してください.
メールアドレスは管理者にのみ通知されます.










名前、アドレスを登録しますか?