2003年11月14日

泥棒

うちの母の本屋に泥棒が入りました。

しかも営業している夜7時ぐらいにです。
控え室にあった母のバッグが盗まれ、中に入っていた銀行の通帳とカードから、現金が引き下ろされていました。
その他、そのバッグには、携帯電話や手帳などが入っていました。

現金は、7万円ぐらいしか普通預金に入っていなかったそうです。
貧乏で助かりました!
母の銀行通帳の他、何故か私の通帳とカードも入っていたそうですが、そちらは暗証番号が分からずに引き降ろされなかったようです(た、助かった・・・)。

私の被害は無かったと思っていたら、実はその盗まれたバッグというのが、私のモノだったのです!
な、なんで私のバッグを勝手に使うのよ・・・。
お気に入りだったのに・・・。

正直、警察は動いてくれているものの、戻ってはこないでしょうね。
現金だって、7万円ぐらいならば目をつぶれます。
携帯電話も買い換えればよいことです。
あまり携帯の電話帳に登録はしていなかったようです。
電話を掛けるときは、紙の手帳を見て掛けていたそうです。
それに、この時とばかり、最新の携帯電話に買い換えたいと、ウキウキしています(我ながら、タフな親だと思ふ)。
カードも通帳も、再発行すればよいだけです。
そういう手続は、いちいち面倒ですが、やってしまえば済むだけの事です。

一番、辛かったのは、手帳を失った事だそうです。
スケジュール、いろんな人の住所・電話番号等がびっしりと書き込まれているものです。
こればかりは、完璧な復元、代替は難しいでしょう。
パーソナルデータのバックアップの重要性を身にしみたようです。
自宅にその代用となる住所録と云えば、せいぜい、昨年パソコンで作成した年賀状のアドレスデータぐらいです。
まあ、全く無いよりはマシですが、即効性は無さそうです。

私はこの事件をきっかけに、自分の身辺も、いろいろと対抗策を講じました。
外に出掛けた際、同じような目に会うかもしれないからです。
まず、カバンの中は、必要最小限のモノしか入れてません(これは、以前から続けていることです)。
財布、PDA、折り畳み傘、会社の出退勤カード、携帯電話の充電ケーブルのみ。
ハンカチや携帯電話、コンパクトなメモ帳、ペン等は、身体に身に付けています。

携帯電話の充電ケーブルを持ち歩くのは、すぐに携帯電話のバッテリーが無くなるからです。
大抵、会社にいる時に電池が無くなるので、仕事中に充電してしまうのです。
人はこれを盗電と呼ぶ(お。
このケーブルぐらいならば、紛失しても代替はいくらでも出来ます。

財布の中を開くと、大金は入っていません。
貧乏ですし、何万円も一時に使う事なんて普段はありませんから。
本当に必要な時以外は、一万円も入っておりません。
すいません、嘘をついていました。
五千円も入っていません。
ついでに、カードの類は一枚も入ってません(銀行カードからツタヤのレンタルカードまで全て無し)。
これは、紛失した際に、再発行までの手続が面倒だからです。
無くして困るものは、普段は持ち歩きません。
免許証も車の中にしまいっぱなし(車上荒らしを想定し、見つからない所に隠しております)。
お金にしろ、カードにしろ、持っていると、ついつい使ってしまいがちです。
無駄な浪費を抑えるには、持ち歩かないのが懸命だとも思ったからです。

ちょっと異色なのは、PDAでしょうか。
PDAというのは、電子手帳みたいなものです。
日々のスケジュール、アドレス等が入力されています。
普通の電子手帳と違うのは、PDAの中のデータと、自宅のパソコンの中のデータを同期し、同じ状態に出来ることです。
どちらかで新規登録したスケジュールがあった時、ケーブルでPDAとパソコンを繋いでボタンを押せば、もう一方の方にもデータが反映されるのです。
これのメリットは、どちらかのデータが喪失しても、いつでも復活できる事です。
PDAは外に持ち歩く機械ですから、紛失したり、落下して壊してしまう確率が高いです。
そのデータを自宅にもあるというのは、非常に頼もしいです。
今回の事件があってから、更にパスワードによる保護もしました。
PDAの電源を入れた際、パスワードを入力しないと、データが見れないようになっています。
絶対に誰も覚えられない、しかも何も例えようが無い、すさまじくランダムな英字と数字の長い羅列のパスワード。
誰一人として解除できる人はいないでしょう。
更に、今使っているPDAは、キャパシタと呼ばれるコンデンサが壊れており、電池交換の際のデータ保護が出来ません。
つまり、電池を抜くと、中のデータが全て吹っ飛んでしまうんですよ。
電池が自然に無くなっても同様にデータが消滅。
不具合による思わぬメリットです。
PDAは、データの喪失の恐怖を軽減させてくれる効果があります。

携帯電話だって、最近じゃ、メモリースティック・SDカードなどの外部メモリにデータを保存し、パソコンで編集が出来ます。
これもまた、携帯電話の紛失・破損等によるデータの消失をガードしてくれます。
よその通信キャリアは分かりませんが、ドコモの最近の携帯電話は、紛失した際、遠距離からの操作で、携帯電話の使用をロックする事が出来ます。
キャリアに連絡すれば、通話を不能にする事が出来ますが、この機能はそれだけでなく、中に入っている電話帳等の閲覧全てが出来なくなるのです。
操作方法は、自分の好きなやり方で出来ます。
例えば、自宅から携帯電話へ、一分以内に3回電話するとロックがかかる等。
これもまた、データの流失を防ぐ方法として有効だと思います。

そんな感じで、私は持ち歩くものは、紛失しても困らないもの、若しくは、その中に入っていたデータを自宅でバックアップが出来るものを使っています。

どうせ持ち歩くならば、お洒落で便利なものが良いです。
けれど、それだけでなく、何らかのトラブルに巻き込まれた際の予防手段を講じておくのも、良いかと思います。

備えあれば、憂い無し。

Posted by kanzaki at 2003年11月14日 23:50
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