2003年11月04日

銀河英雄伝説

世間は三連休だというのに私は結局、昨日の月曜日しか休みが取れませんでした。
お出かけしようかと思ったら、その日に限って雨だったりするんですよねぇ。
それで何をしたかと云うと、読書ですよ、読書。
田中芳樹さんが書いた「銀河英雄伝説」という小説全20巻。
母親の本屋で、全巻をまとめて買ってきました。
この小説は、帝国と同盟の長きに渡る戦争の最中、両軍に現われた二人の天才達を中心にした物語です。
ただのSFではなく、政治、経済、戦略、謀略、地球上で過去に起きた歴史を宇宙を舞台に置き換えた壮大な叙事詩です。
この小説はもう、何十年も前に書かれたものです。
それを何故、今ごろになって読んだかと云えば、スカパーにて、銀河英雄伝説のアニメを放映しているからです。
全110話、長期間に渡って作成されたものです。
現在も放映中なのですが、すっかりそれに魅了されてしまい、ならば原作も読みたいと思い、買ってみました。
実は10年ぐらい前に一巻だけ読んだ事があったんです。
正直、それ程、面白いとまでは思わなかったんですよ。
それでその本を弟にあげたら、弟の方がハマってしまい、彼は全巻を一気に購入してしまいました。
更にはアニメもレンタルし、それを題材にしたゲームにものめり込む始末。
そんな訳で、一度は挫折した私なのですが、今回はすんなりと読めるし、面白いと思えます。
この物語には、たくさんの登場人物が出てくるので、以前はきっと、小説を読んでも、誰が誰やら分からなくなっていたのでしょうね。
今回はアニメにて各登場人物の顔や声、しぐさ等を見ているので、小説を読んだだけで、頭の中で絵が思い浮かべることが出来たのだと思います。
よく他人が、本を読んでいると、頭の中にその情景が思い浮かぶと聞くのですが、私には正直、それが理解できませんでした。
文字は文字としてしか認識できませんでした。
だから、知識を吸収する為の本ならば、幾らでも理解できるし読めるのですが、殊更、小説となると文字としては認識できても、感動するとかそういう感情がイマイチ沸き起こってきませんでした。
テレビばっかり観ていたからなのかなあ。
テレビはそういう能力を劣らせるのかもしれませんね。

しかし読書というのも、またオツなものですねぇ。
みなさんは読書の際、どのようなスタイルで読んでいるのでしょうか?
私の場合、まず部屋を掃除しちゃいます。
奇麗さっぱり。
もともと何も無いような部屋なので、とてもフラットな空間になります。
そして音楽とか何もかけず、しーんと静まりかえった中、部屋の中央にちょこんと置いた背もたれ付き椅子に座って読みます。
音楽とかあると、どうも集中できず、文字は読んでいても理解せずに流し読みしてしまうんですよねぇ。
だから静かな中で読みます。
飲み物、お菓子もいりません。
集中する時は、シンプルで何も無い状態の方が私には良いみたいです。
こうやって読書をしていますとね、AV機器だ、パソコンだの、そういったモノが無くてもいいのかなあと思ってしまいます。
部屋の真ん中で、何も無い状況で本を読んでいると、学生時代、貧乏で何も無かった部屋を思い出します。
何も無いと、気が楽になるのかなあ。
所有しない方が、ストレスから開放されるのかなあ・・・なんて思ってみたり。
一巻につき、大体2時間ぐらいで読めてしまいます。
昨日は3巻ほど読みました。
けれど、まだまだ続きがあります。
更に外伝が10冊近くあるらしく、これを読んだ後も続けて購入するつもりです。
これを機に、読書にのめり込んで行けそうです。

Posted by kanzaki at 2003年11月04日 00:01
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