神崎のナナメ読み

お菓子が先か、オマケが先か？

日本シリーズ最終戦を放送されない新潟の神崎です、皆さんこんにちは。

コンビニへ行くと、食玩具コーナーが充実していますね。
お菓子にオマケのオモチャが付いたもの。
それらを総称して食玩具なんて云うみたいですね。
最近じゃ、オマケの方が立派で、お菓子は小さなラムネが一つだけ入っていて、「オモチャがオマケなのか」「お菓子がオマケ」なのか分からない状況です。

大昔、仮面ライダーチップスというのがあったらしく、オマケのカードを入手できたら、本体のポテトチップスは捨ててしまうという事で社会問題になったと聞きます。
実は私も数年前、エヴァンゲリオンのカードが一枚付いてくるポテトチップスを買いあさっていました。
大人になってからの収集というのは怖いものでして、コンビニへ行けば、陳列しているエヴァのチップスを全て買っていました。
店頭に無ければ店員に頼んで、倉庫からダンボールに入ったままの状態で箱単位で買ったりしていました。
一袋が５０円だったと思いますから、それなりの金額になりました。
たかが絵が印刷されたカード目的の為に。
カードは全部で何百枚にもなるのですが、殆ど揃えたように記憶しています。
私は、自分の部屋に一年以上使わないものがあると、大抵は捨ててしまうのですが、これだけは今でもトレーディングカードアルバムに入れて保存してあります。
一人でポテトチップスを食べ切れるわけはありませんので、会社へ持っていっては皆さんに食べてもらっていました（流石に捨ててしまうのは悪いと思いまして）。

今年の前半は、チョコエッグやガンダムコレクションにハマっておりました。
奇麗に塗装された小さなフィギュアが入っています。
しかし外からは、何が入っているか分かりません。
帰宅して中を開け、新しい物が手に入れば喜び、以前に買った物とダブっていれば悔しがる日々。
あの時も大人買いしていたなあ（と遠い目）。

そんな感じで、シンプルライフを目指す人間にはあるまじき収集癖です。
ここ最近はそれも落ち着き、無駄な出費は無くなって来ましたけれどね。
たくさん買いあさる人間が最後に辿り付く場所が「シンプルライフ」なのではないかと逆説的に思ってみたり・・・（ただのに言い訳）。

きっと私は、それらの食玩具が、お菓子のオマケではなく、オモチャ屋に単体で売られていたとしたら、きっと買わなかったと思います。
「オマケ」という要素が、人を何か吸引させるのでしょう。
オマケだからこそ気軽に買えて、それが値段が安い割には質が高く、外からは何が入っているか分からないゲーム性、しかも何種類もあるからコレクションの対象になりやすい。

「オマケがなくても買うもの」と「オマケがないと買わないもの」 、この違いは大きいですよね。
今まで書き連ねた事は、全て「オマケがないと買わないもの」だと思います。
でももう、そういうのは止めて、「オマケがなくても買うもの」だけにしたいと思います。
オマケは所詮オマケ。
そのオマケを買うために本体を買うというのも本末転倒。
必要なモノを必要なだけ買う、最小限にとどめるならば、オマケ目的で行動をするのは止めようと思いました。
オマケは結局、いつかは捨ててしまうからね。

食玩具に限らず、人は付加価値に「お得感」を感じます。
電子機器でも、多機能を謳っているモノを買いやすい。
最初はそういう機能を使うけれど、直に使わずに、単純で頻度の高い機能しか使わなくなります。
車だってそう。
最近は、７人乗りのミニバンが流行っています。
けれど、７人が同時に乗る状況なんて普通の家庭では滅多にありません。
年に数回しかないシチュエーションです。
でも、多人数が乗れるという機能に魅力を感じる。
私も昔はそういう傾向があり、それが世の中の流行と同じ場合が多いから、それを正当化していました。
でも今は違う。
必要な機能のみでいい。
その方が安いからという安直な考えではなく、その必要な機能の部分が高品質で丈夫であって欲しいと考えます。
だから価格が下がらなくてもいいから、重点的に力を入れて欲しいのです。

とは云え、やはりコンビニへ行くと、食玩具コーナーに視線が行き、新シリーズがあると、心の奥で沸々と収集魂が燃え上がってしまいます・・・。