2003年10月23日

蛍光灯を替えてみました

自宅の蛍光灯の調子が悪い。
台所、居間、そして自分の部屋。
どれも電気を付けても、チカチカっと一瞬灯るけれど、すぐに消えてしまいます。
しょうがないので昼間、全ての蛍光灯、蛍光管を交換してみました。

さてその日の夜、外出先から戻って自分の部屋に入り、壁にあるスイッチをON!
あ、明るい・・・。
今までの10倍は明るいんじゃないかと思いました。
部屋にあるモノというモノが、蛍光灯の光に照らされて、輪郭がクッキリと浮き上がっているのです。
ここは自分の部屋ではないのではないかと云うぐらいの変わりよう。
昼間に蛍光灯を交換した部屋を次々と灯してみました。
本当に明るいなあ。

お金と時間さえあれば、本当は蛍光灯の交換どころか、照明器具そのものを買い換えようと思っていました。
和室には和室らしい、洋間には洋間にふさわしいものを。
けれど、この変わりようを見て、「これでもいいんじゃないか」と思いました。

私の中には、物欲魔王なところと、モノを捨てたい病の両極端な心があります。
だから、ある一定の数までコレクションをすると、その殆どを捨ててしまう。
すっきりするものだから、また新たに別のモノをコレクションしはじめる。
その繰り返しでした。
最近はそれでも物欲を抑え、極力、部屋の中をシンプルに維持することに拘っていたので、そうそう捨てるものもありませんでした。
それで今度は、照明器具を交換しようと思っていたのです。

現在、手元にあるモノを奇麗にしたり、修理しただけで、新品同様に見違えてしまう。
昔の人は、モノを大切に扱って長持ちさせていたそうですけれど、その心は大切なのかもしれないと思いました。
だって、蛍光灯を替えただけで、こんなにも印象が変わるのですもの。

人間そのものは、買い替えることが出来ません。
だから病院などへ行って、壊れたところ、不具合のあるところを修理して使い続けます(何か変な表現)。
生き物だから、歳を重ねるごとに劣化していきます。
でも努力次第で、その劣化を遅らせることは可能です。
その考えをモノにも当てはめて、もっと大切に扱おうと思いました。

Posted by kanzaki at 2003年10月23日 00:08
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