2003年09月23日

このごろ見ました? 二千円札

2000円札って、見かけませんよねえ。
2000円札の流通枚数は6月末で約4億3000万枚。
5000円札(約4億4000万枚)に迫る水準ですが、大半が市中に流通せず、銀行などの金庫に眠っている状態だそうです。
自販機で対応していない機種が多いのも、普及しない理由でしょうね。
500円硬貨は、新旧使えると自販機に記載されているものを多く見ますけれど、2000円札はねぇ・・・。
聞くところによると、ローソンATMは、2000円札が出てくるそうですよ。
*万8000円のように引き出すと、2000円札が何枚か出てきます。
ampmのATMは古いせいか、入れることすら出来ないのがあるそうです(泣)。
確か、お札のデザインって全部変わるそうですよね。
2000円札も継続して発行されるのかな?
他のお札が新しくなると、それに伴って自販機やATMその他全てのシステムが一新されるので、ついでに2000円札にも対応されるでしょうから、時間が解決するのかもしれません。
海外の紙幣は、「2」区切りが多いそうです。
どうしてか良く分かりませんが・・・。
日本だと商売人にソロバンが浸透しているので、2という単位は扱いにくいのかもしれません。
それにしても、2000円というのは中途半端な額ですね。
私にはイマイチ使い道が良く分かりません。
それじゃあ、20000円札とか200000円札ならば良いかと言うと、そこまで行くと持ち歩くのに物騒だから、クレジットカードの方が便利だし・・・。


紙幣や硬貨の種類が豊富になったからといって、本当に生活が便利になるものなのでしょうかね?
高機能な携帯電話や車がたくさん存在し、それが売れていたりするのですが、果たしてそれを有効に使いこなせている人は、どれぐらいの割合なのでしょうか?
携帯電話にカメラが付くのは付加価値として嬉しいのですが、それも最初だけで、あまり使わないんだよねぇ(100万画素カメラと言っても、画質は大した事がないというのもある)。
7人乗りのミニバンが流行っているけれど、フル乗車するのって年に何回なんでしょうね?
通勤で一人で乗っている事が殆どだと思うのですが、広い車内の前席だけ使っているのを見ていると、なんだかなあと思ってしまいます。
「選択の枠が広がる」というのは、メーカー間の技術・価格競争を促してくれる働きもあるので良いと言えば良いこと。
けれど社会全体が良いとしても、自分自身にとって良いかは別問題です。
私は「便利だから買う」という事をやめ、「必要だから買う」という考え方をしています。
同じモノを二つまでならば使いこなせるけれど、それ以上になると管理する事がわずらわしくなり、ストレスを感じてしまうからです。
実際、それだけで充分だし。

『井の中の蛙(かわず)大海(たいかい)を知らず』というコトワザがあります。
自分の狭い知識や見解に囚(とら)われ、他に広い世界があることを知らないで、得々と振る舞っている者のことを蛙に喩えた言葉です。
きっと私のような選択の幅に無限性を必要としない人間を見たら、誰かが必ずこの言葉を引用したがるかもしれません。
しかし、これに続く言葉があるのを知っていますか?
後の人が付けたものらしいのですが、
「されどその深さを知れり」「されど天の深さ(青さ)を知れリ」「ただ、空の深さを知るのみ」
という言葉が続きます。
自分の生活テリトリーの中で、自分というものを最大限に活かせればいいと思うんですよ。
蛙の中には、ちゃんと自分の見識の狭さを知った上で、その場所で満足な生活をしているのもいます。
自分にとって不必要なものを幾つも持っていても、それが果たして役に立つかは疑問。
少ない知識と財産でも、満足のいく生活というものもある。
もし自分の中に、2000円札に相当するものがあった場合、あなたはそれをどう使いますか?


2000円札の話しから大分、真面目な話しへ行ってしまったなあ・・・。
けれど私は小市民。
昔、2000円札をコンビニのレジで店員に渡したら、店員は10000円札と勘違いしたらしく、お釣りを大量にくれた事がありました。
黙って受け取れば良かったのですが、罪悪感から、ちゃんとお金を返してしまいました。
つくづく、肝の小さな人間だと思ってみたり・・・。

Posted by kanzaki at 2003年09月23日 22:39
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