2003年08月24日

平川地一丁目

株主総会が終わっても、未だ忙しい日々。
ついでに風邪まで引いてしまう有様。
ちょっとつまらない日々であります。


皆さんは音楽を聴きますか?
CDを買いますか?
最近じゃあ、ヒットチャートを賑わすのは、昔から売れている人とほんの一握りの一発屋。
どうも音楽業界は、売る方も買う方も、新しい人材を育成しようという環境を作ろうとしてないように思えます。
いや、そういう傾向は、何も音楽の世界だけじゃないのかもしれない。
末期へ足を進めることしか出来ない人々にとって、新しい息吹は、自分の老いを認識させるだけの邪魔者にしか感じられないのかもしれません。

そんな中、音楽業界に新しい芽が生えようとしています。
それは、「平川地一丁目」というフォークデュオ。
龍之介と直次郎の兄弟ユニット。
兄ちゃんの龍之介が15歳。
弟はまだ12歳!。
兄ちゃんが作詞作曲。メインボーカルが弟という役割分担。
彼らはソニーSDオーディションにて発掘され、今年11月6日、デフスターレコードより「とうきょう」でメジャーデビューすることになりました。

彼らの歌は、歌詞を見ずともストレートに耳から脳に、ちゃんと理解されて聴こえてきます。
変なかっこつけも無い、横文字の歌詞で飾り立てなんてせず、機械的な音も一切排除した音。
若いんだけれど、結構、暗めな内容です。
彼らの生い立ちが、そういう世界観を作り出していると思います。
「平川地一丁目」というのは、彼らが住んでいた静岡県静岡市清水平川地という町の名前(現在は新潟県の佐渡島に住んでいます。同郷!!)。
ドキュメンタリーとかを見ると、東京育ちの子とは明らかに違う素朴さが滲み出ています。
そして素朴さ故、ひたむきに練習した成果が、このメジャーデビューという形になったのでしょうね。

ギターを片手に弾いて歌う様は、「ちっちゃい"ゆず"」といった感じです。
弟は、めちゃくちゃ美少年でして、女の子みたいです。
ルックス的にもO.K。
ちょっとポップな感じの曲調でいけば、必ず売れそうな気がします。
きっと彼らは、あんまり、ちゃらちゃらした曲は好きでないと思いますが・・・。

デビュー曲は、斉藤和義さんがプロデュース。
ドキュメンタリー番組で、そのレコーディング風景を見たのですが、この幼い兄弟デュオを変に脚色せず、何というか彼らのお兄ちゃん的な存在で参加していた感じがしましたよ。

最近、いろんなイベント関係に出演している彼ら。
フジテレビお台場冒険王にも登場予定。
フジも、なかなか目の付け所がいい。
今日の24時間テレビにて、ご当地新潟で、チャリティコンサートにも出演していました。
彼らはフォークソング歌手なので、先輩というと、自分のお父さん世代ぐらい年上になってしまいます。
そういうベテランぞろいの環境で歌うことは、彼らにとっても勉強になるし、チャンスにもなりえましょう。

以前の私ならば、「おっ、この新人は将来ヒットするかもしれない。ちょっと目をつけておこう」等といろいろと音楽を聴いていたのですが、最近じゃ興味も失せてしまい、ジャズやクラシックばかりでしたが、この平川地一丁目にだけは期待したいと思います。
やっぱり、自分と同じ郷土の人間ですしね。

Posted by kanzaki at 2003年08月24日 22:51
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