2003年07月24日

石焼ビビンバ

石焼ビビンバ。
ただのビビンバじゃなくて、「石焼」ですよ。
ちょい前、「笑っていいとも」のゲストで、後藤真希さんが石焼ビビンバについて熱く語っていたのを見て、非常に食べたくなりました。
ご飯と食材をかきまぜる様子。
ご飯のおこげの美味しさ。
一緒に付いてくるスープをちょっと掛けて、ジュワーとさせるところ。
そんな場面が脳裏をよぎり、「そうだ、京都へ行こう」宜しく「そうだ、石焼ビビンバを食べに行こう」などと思った訳でして。

夕暮れ時、会社の休憩室でコーヒーを飲みながら新聞を読んでいた際、仲の良い先輩と出くわしまして、石焼ビビンバの話しで盛り上がり、早速行こうという事になりました。
会社の近所に、韓国料理の有名なお店があります。
営業時間の都合や、駐車場スペースの関係で、いつも通り過ごしていたお店でした。
平日の夜ですし、そんなに混んでいないだろうと思ったのですが、かなり混んでいました。
それでも待つ必要も無く、テーブルに着くことが出来ました。
内装がやはり、ちょっと韓国っぽいかな?(行った事の無い私が言うのもなんですが)。
従業員の女性がオーダーを伺いに来ました。
イントネーションからして、韓国の人みたいです。
韓国の言葉など知るよしも無い私。
語尾に「〜ニダ」を付ければいいのかなあ。
実際、「石焼ビビンバを二つ頼むニダ」なんて言ったら、熱い石焼の鍋で頭を殴られそうなので、普通に頼みましたニダ。
ビビンバにも何種類かあったのですが、辛いのがちょっと苦手な私は、お肉中心の具材で、甘めのタレを使ったものを注文しました。
1,300円。
そして次に「お飲み物はいいかがしますか?」と聞かれ、そういやテーブルにお冷の入ったコップが出されていないし、ここでは飲み物は注文しないといけないのかな?
うーむ、まるでマクドナルドとかファーストフード店みたい(ただし、モスバーガーは、飲み物を注文せずに店内で食べるとお冷を出してくれて嬉しい)。
きっと韓国料理はそういうものなのだと脳内変換。
車で来ていたので、ビールではなく、ウーロン茶にしました。
店員が引き下がって周りを見ますと、「・・・・・・おい、どこのテーブルにも、お冷があるじゃん!!」。
しばらくして、ウーロン茶と、付け足しのようにお冷の入ったコップが出てきました。
うーむ。風俗の店でボッタクリにあったお客の気分。

ちょっと話している間に、すぐに石焼ビビンバがやってきました。
早っ。
石焼の器って、そんなにすぐに熱くなるものなのかなあ。
一瞬、誰かがキャンセルしたモノなのかと思いましたよ。
黒い石焼の器の中で、ジュージューと美味しそうな音を立てていますよぉ。
私の頼んだものは、肉8:野菜2という比率なので、私がイメージしていたカラフルな具材の盛り合わせというより、トロッとした肉汁という感じで黒っぽかったです。
中をみると、ご飯が入っていません。
店員さんが何か食べ方を説明しながら、別の茶碗に盛られたご飯をボンッと石焼の器へ。
これをかき混ぜろっことなんだろうと、スプーンを使って、かもかもしました。
具沢山の混ぜご飯という感じで、その熱さもご馳走でした。
ご飯を器の内側に押し付けると、ジューという音と共に、おこげになります。
これが、また美味しいんだなあ。
スプーンで熱い鉄に押し付けて焼くっていうのは、どっかでやった事があるなあと思ったら、もんじゃ焼きでしたね。
あれも美味しい。
後藤真希さんがテレビで言っていた、一緒に付いてくるスープを少しかけて、ジュワ〜とさせてみようと思ったのですが、付いてきたスープを良く見てみれば、めちゃくち純和風な味噌汁でした。残念。
付け合せのキムチを食べながら、そして、先輩の「いかにも、ビビンバ!」っていう感じのビビンバを味あわさせてもらったりしながら食しました。
かなりのボリュームだったのですが、全部食べてしまいました。
白いご飯のままだと、こんなには食べられないよなあ、きっと。
すっかり満腹になってご機嫌になった私の目の前に、すっかり飲み忘れ去られていたウーロン茶がポツーンと置いてありました。
注文した意味がねぇぇぇ。
それをグビグビと飲み干し、お腹をカボカボさせながら店を後にしました。
まだ何種類もビビンバがあったので、「先輩、また来ましょう!」と言うと、「そうだね」と返事。
「今度、いつ来ます?」と聞くと、「じゃあ、冬のボーナスが出たら」。

うちの会社の薄給を痛切に感じました。

Posted by kanzaki at 2003年07月24日 22:56
コメント
コメントする
名前(ニックネーム可)とメールアドレスは必ず入力してください.
メールアドレスは管理者にのみ通知されます.










名前、アドレスを登録しますか?