2003年06月13日

メロンパン

メロンパンてありますよね、メロンパン。
一個100円程度でどこでも売っています。
私はそれを食べる時、ナイフで十文字に4等分します。
そして、それにジャムなどを付けて食べています。
ナイフで切って皿に盛るだけで、何だかとてもリッチな食べものに感じます。

コッペパンてありますよね、コッペパン。
その真ん中に切れ目を入れて、ジャムやマーガリンを挟んでいるものが、一個が80円とか90円ぐらいで売っています。
私はこれをそのまま食べるんじゃなく、トースターで、表面がほんのちょっとパリッとする程度に焼いて食べます。
表面はパリッとして、中はふわふわ。
そしてその温かさが美味しさを引き立てます。

特別、値段の高いものを食べるばかりが贅沢じゃないと思うんですよ。
最初に書いたような些細な工夫だけでも、心を満たしてくれます。
自分で手を加えたという事が、良かったのでしょう。


昼休み、私は自宅へ帰って食事をしています。
以前だと何も考えず、「笑っていいとも」等を観ながら食事をしていました。
テレビの中から聞こえる笑い声の中の食事。
ある日を境に、そのテレビを観るという事をやめました。
その代わり、クラシックやジャズ、ボサノヴァ等の音楽を聞きながら食べることにしました。
食後に昼寝をするのですが、その際も音を小さくして聞きながら睡眠に入ります。
いつもと同じ昼休みが、何かとても優雅に感じられ、心を落ち着かせてくれます。
以前ならば、テレビの中の他人が笑っている事で、自分も笑っていると錯覚していたのですが、どうやらそれは違うらしい。
自分が笑っているんじゃない。他人が喜んでいるだけ。


人は何をもって満足するのでしょう。
モノに付いた値札やブランド名?
テレビだったら視聴率?
バブルの景気が良いときはそれでも良かったでしょうし、年齢が若いうちは、あれこれと影響を受けるのも良いと思います。
けれどいずれ、そういうモノの見方に疑問を抱くようになると思います。
蓄積された知識と経験が、そういう感情を呼び起こすのでしょう。
そうすると視点が、華やかな世界から、自分の足元へ向けられるようになります。
今まで、何でもなかったなかったモノ、当たり前すぎていたモノに感動を覚えるようになってきます。
そして、そういう何気ないものに自分なりのアレンジを加え、普段の生活を精神的に豊かにしようと考えはじめます。
メーカーや業者が提供する彩られたサービスや流行は、深入りして餌食になる必要はありません。テイストだけ楽しめば良いのではないでしょうか。
所詮、メーカーのサービスというのは、「お金儲け」が根底にあるのですから。

さて、メロンパンを買いに、ちょっとコンビニへ行くとしますか。

Posted by kanzaki at 2003年06月13日 18:24
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