2003年05月20日

帰宅したい

家に帰るのが楽しくなっています。
いや、別に何か特別なイベントが待っている訳ではありませんよ。
お部屋が奇麗になったからです。

朝、起きてから身支度をして出掛ける際、部屋の中をクイックルワイパーで一通り掃除した後、しばし入り口から奇麗になった部屋の中を眺めてから出掛けるのが習慣となっています。
奇麗に維持する事自体が楽しくて仕方がありません。

帰宅してからも天井の照明は付けず、元来、卓上ライトとして使用していた照明器具を壁に向かって点灯し、間接照明のみで明かりをとっています。
ジャズなんかを聴いて、軽くワインなんか飲んでいると、それだけで贅沢な気分になれます。
これ以上に居心地の良い場所が現在は無いので、帰宅するのが楽しみになってきたのです。
今までだって、ずっと住んできた部屋なのに、整理整頓しただけで、こんなにも変わるものなんですね。
そうなってくると、他の部屋も気になりだす訳でして。
特に一階の居間。
お客様をお通しする場所だというのに、母親の書類が散乱しております。
仕事ならば自分の部屋でやって欲しいです。
大量に抱え込んだ本。
それらも二度と読むことも無いのに・・・。
結婚して家を出て行った弟の部屋は更にひどい。
未だ整理されておらず、それどころか、飲み残しの缶コーヒーとかまであります。
「お部屋」じゃありませんね、あれは。
「汚部屋」と呼ぶ方が相応しいです。
もうね、アホかと、バカかと。
小一時間ほど、問い詰めたいです。

シンプルで奇麗な生活をするには、まずは現状を一掃した後じゃないと駄目ですね。
自分の部屋を大掃除して分かったのですが、完全に奇麗にした後、毎日短時間でもいいから、コマ目に掃除していれば、何も大掃除の必要なんていらないんですよね。
まとめてやろうとするから面倒な訳で。
この奇麗さを維持する為に気をつけているのは、「基本的に家には、食料と新聞紙しか持ち込まない」「何か一つ買ったら、何か一つを捨てる」等です。
さて、いつまで維持できるかな?

そんな生活を送っていたら、世間の流行・・・特にエンターティメント系については、かなり冷めた目で見るようになりました。
特に、オリコンチャートを賑わす曲。
耳障りが良くて、それはそれで素晴らしいのですが、一年後・・・いや、一か月後も聴くかと言うと、過去の経験からして、まずありえません。
そこら辺は、わざわざ買わなくても、スカパーで軽く視聴するだけで充分となりました。
多分、今後も邦楽アルバムは買わないだろうなあ。
一応、パソコンのハードディスクには、スカパーからキャプチャーして保存してあるけれど、容量が一杯になった頃には飽きているので、さくっと消去。
わざわざ、WinnyとかWinMXで危険を冒してまで欲しいとまでは思いません。
結局、しばらくしてから聴き直す音楽って、ジャズとかだけなんです。
邦楽は買わないけれど、その分、コンサートとかそっちの方で楽しみたいと思います(そういう、形に残らないものは好き)。

今朝の新聞で読んだのですが、48時間でデータが消去するという、007みたいなDVDソフトが登場したそうです。
これは、DVDソフトを箱から取り出し、読み取り面を空気に触れさせると化学変化が起きて、48時間後にデータが消えるという仕掛けです。
これがレンタル屋で採用されれば、借りてきたソフトをわざわざ返却しなくて済みますね。
これって案外、便利かも。
日本でも採用しないかなあ。

インターネットと言えば情報のルツボ。
情報のカオス化。
その中にある情報を上手に利用すれば有効な生活が送れます。
けれど最近、その情報も極最小限だけあればいいのかなあと思っています。
私は経済ジャーナリストでも無いわけだし、全てを網羅する必要なんて無い。
吸収してきた情報の中には、哀しいこと、不愉快になるもの、知ったところで何も役にたたないものが数多くありました。
取捨選択するんじゃなく、そもそも、それらをシャットダウンしちゃってもいいのかなあと。
部屋を奇麗にしたら、そんな考えもアリかなと思い始めました。

自分の生活を素敵にするには、何も自分が知らなかったたくさんの知識を吸収しなくてはいけない訳じゃない。
今、自分の手の中にある情報の中だけでやっていくのも悪くはありません。
その手からこぼれるような情報なんて、元々必要のないものだったんだ。
残りの数少ないモノだけで、いろいろと工夫してやっていけばよい。
それがシンプルライフなのかなと。

Posted by kanzaki at 2003年05月20日 18:35
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