2003年05月17日

大掃除

シンプルな生活をするには、その拠点となる我が家、特に自分の部屋を奇麗にする必要があると思いました。
同い歳の人の部屋に比べると、毎日掃除をしているし、レイアウト的にもかなりスッキリしている部屋だと思うのですが、それでも最近はゴチャゴチャとしてきた感があります。
そこで大掃除を実施した訳ですが、今回はいつもよりも大掛かりなモノとなっています。
今回の目標は「エンターティメント系の廃棄」です。
つまり、書籍、雑誌、漫画、写真集、音楽CD、ビデオなどを必要と思われる最小限を残して捨てたのです。
最近、私のエンターティメント系は、パソコンで全てをまかなっています。
テレビを録画視聴するのも、音楽を聴いたり録音するのも、画像、文章、情報閲覧等の全てがパソコンで一元化されてきました。
パソコンをエンターティメント系が満喫できる環境にしてしまうと、今までお店で「形あるモノ」として買ってきていたモノが不要になります。
「形あるモノ」は、それに興味が無くなると、部屋の中のただの肥やし=ゴミになってしまいます。
そうすると、リサイクルショップへ売ったり、ゴミとして捨てたりしなければならず、それは大変面倒なことです。
パソコンでデータとして扱うようにできるようになると、まず、物理的なスペースが不要になります。
飽きたら、ハードディスクの中から削除すれば、目に見えるゴミとして捨てなくても済みます。
環境にも優しいし、手間もかからなくなります。
別のメリットとして、「検索」が簡単になります。
ハードディスクのどこに必要なデータがあるかを簡単に探し当てることが出来るのです。
これが形あるモノですと、必要なモノが押し入れの奥にあるとしたら、取り出すのも一苦労です(それ以前に、どこに置いたか忘れている可能性高し)。
自宅のメインで使用しているパソコンは、デスクトップ型でして、かなり巨大なのですが、細々としたモノをたくさん揃えるより、たった一つでまかなえるならば、多少大きくて場所をとったとしても、そっちの方が便利ですよ。
デスクトップ型ですと、必要なデータを外へ持ち出す事が出来ません。
けれど必要なデータだけ、PDA(小型情報端末)へ移せば、気軽に持ち出すことが可能となります。
この数年の間で、私にとってエンターティメント系は、パソコンで扱った方が便利だという認識が定着し、完全に生活に馴染みました。
そうなると、形あるモノが不要となり、邪魔な存在でしかなくなりました。
だから、今回の大掃除を決断できたのだと思います。

書籍、漫画、写真集、ビデオ等は、弟が働いているリサイクルショップへ売りました。
お店へ持っていくのが面倒なので、弟に引き取りに来てもらいました。
大した金額にはなりませんでしたが、それよりも何よりも、「捨てよう!」と思った時に、すぐに売り払えたので躊躇しなくて済んだのは良かったです。
「勿体無い・・・」と思う人もいると思いますが、数日経った今、無くなったからといって不便を感じていません。
次の大きな処分は、パソコン関係。
パソコン関係と言っても、本体や周辺機器そのものでは無く、それらが入っていた箱です。
そんな二度と使うこともないような物をご丁寧に保存していたのでした。
各々の箱から、説明書、保証書、CD−ROMを取り出して袋にまとめ、それらを机の引出しの一つの中に保管するようにしました。
これだけで、かなりの押入れのスペースが確保できました。
次に、音楽CD。最初、音楽CDをパソコンにMP3形式に変換してバックアップをとっておこうと思い、MusicMuchJukeboxというソフトを久しぶりに起動したのですが、どうもネット上にあるCDデータベースが使えず(閉鎖したの?)、いちいち各曲のタイトルを手動で入力するのは面倒なので止めました。
売りに行くのも面倒だったので、CDケースから、CD本体と歌詞カードを抜き出し、それをCD専用のビニール袋に移し変えました。
それだけでかなりの省スペースになりましたよ。
更にCDつながりで、パソコンのデータをバックアップしていたCD−Rも処分しました。
当然、全部では無く、ミュージックビデオをキャプチャーしたモノのみです。
けれど、それだけでも400枚近くあります。
パソコンに接続している3台の外付けハードディスクのうち、一台を丸々、ミュージックビデオ保存用にしております。
そのハードディスクは80Gありますので、ここ一年間ぐらいの分は入っていますので、これで充分ですから(一杯になってきたら、古い奴をどんどん削除していく)。
CD−Rも数えるぐらいにしかなくなり、これですっきり。
その後も、あれこれと処分して今に至ります。
洋服を押し入れに収納するため「押し入れハンガー」を購入したのですが、来週後半に届くので、洋服の整理も直に完了しますよ。

だいたい掃除も終わりが見えてきました。
おかげで部屋の中で話したり、足音を立てますと、音が壁に当たって反響します。
スピーカーから出力される音楽も、広がりを感じさせて音響効果もばっちり。
オレンジ色の照明の明るさを少し落とし、パソコンでジャズを再生しながら軽く飲んでいたりすると、下手なお店なんかより落ち着けますよ。
モノをあまり置かないから可能となったこの広い空間。
この空間が何とも贅沢に感じられます。

しかし、こういう状況の部屋を維持するのって大変なんですよねぇ。
普通に生活していたら、どんどん荷物が増えていってしまうものです。
だから、「家には、新聞紙と食料以外は持ち込まない」ぐらいの気合を持たなくてはいけません。
以前より、形あるモノへの執着も無くなったので、なんとか出来るかなあ。
このまま維持できれば、今まで無駄なモノに費やしていたお金と時間を別の方向に使えますね。
シンプルライフのスタートです。

Posted by kanzaki at 2003年05月17日 18:36
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