私の会社では毎朝、朝礼があります。
交代で1人が前に立ち、フリートークをします。
題材は何でも良いので、お話しする人によって内容は様々。
自分とは違った立場の人・・・例えば、主婦をしている人のお話しは興味がありますね。
皆さん流暢に原稿も無く、スラスラとお話しが出来て、すごいなあと思います。
そんな中、私はというと、人前で話すのが大変、苦手です。
お話しする内容は、原稿を読めば良いので、まあ何とかなります。
問題は、大勢の人の視線が集まる中、緊張せずに話せるかどうかということです。
どうしても手が震えたり、声がどもったりしてしまうんです。
たまたまNHKの「ためしてガッテン」という番組を観ていたら、その回は「実力満開!あがり症克服大作戦」という放送でした(4月9、10日放送)。
私にはうってつけの内容です。
しかし用事があって最後まで観る事が出来ませんでした。
放送後、公式サイトに、その回の内容がアップされたので、それを参考にしてみました。
「呼吸法」と「筋肉弛緩法」を1週間も続ければ何とかなるようですが、そういうのはどうも苦手。続きません。
それに私の朝礼当番は明日なのですから!
手っ取り早いコツは無いものかと読みますと、以下の事が書かれていました。
1.本番の衣装を一度は着て練習
(普段着ない服をいきなり着ることで脳が緊張してしまうのを抑えます)
2.家族の前で立って練習
(本番と近い目線で見渡すことで、立ち上がったとたん緊張するのを防ぎます)
3.会場の下見をする
(事前に場所を知っておくことで、初めてだという感覚を軽減させます)
これならば、長期の鍛錬をしなくても済みそうです。
自宅にて、スーツを着て、立ったまま原稿を読んでみました。
本番では、みんなの前でスーツを着て、立って話す訳ですから、なるべく本番の状況を体験しておこうというものです。
原稿を書いて椅子に座って目で読むだけの時と、立って実際に喋るのでは、同じ原稿でも随分と感覚が違うものですね。
いつも朝礼で緊張するのは、突然、いつもと違うことをするからなのでしょう。
事前にこうやってリハーサルをするのは大切ですね。
そして今日、朝礼がありました。
始まる数分前は、やはり緊張していました。
別に命まで取られるわけじゃないのに、こんなに何故も緊張してしまうのでしょう。
遂に時間となりました。
みんなの前に立ち、「朝礼を始めます」と言います。
全員が立ち上がります。
私の「おはようございます」という言葉に続いて、全員の「おはようございます」の声。
多勢に無勢(汗)
そして私は原稿に目を通し、読んでいきます。
あれ?全然、緊張していません。
この10年、いつも緊張していたのに、何で今日は何とも無いのでしょうか?
いつもならば焦ってしまい、原稿を早口で言っていたのですが、今日はゆっくりと誰でも聞き取れるように話せています。
あらら、全部読み終えちゃった。
私の「これで朝礼を終わります。ありがとうございました」の言葉に続き、みんなの声。
はい、これで終了です。
効果は抜群でしたね。
やはり、事前に同じ状況を作ってリハーサルするのは効果があるようです。
今年後半にある受験の前に、実際と同じ2時間で問題を回答し、本番と同じ雰囲気を体験しておこうと思います。
模擬試験に参加するのが良いのかな。
「ためしてガッテン」は良い番組ですね。さすが、NHK。
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