神崎のナナメ読み

メッセージ

免許更新も午前中で終わり、細かな所用を済ませて昼食。
たまにはいいかと思い、有名なケーキ屋へ行って、昼食のデザートにとケーキを買ってきました。美味。

午前で一通り、今日やらなければいけないことは終わってしまい、これならば、平日に会社を丸一日休まずとも、半日だけで良かったかもしれません。
最近、すっかり天候も良くなったことだし、スタッドレスタイヤからノーマルタイヤへ交換することにしました。
自分でタイヤ交換をしようなんて微塵にも思いません（腰が悪いし、機械でボルトが締められているので、きつくて自分の力じゃタイヤが外せないんです）。
さっそく、自動車工場へ夏タイヤを積んで出掛けました。
タイヤ交換完了まで、待合室で雑誌など読みながら、しばしの間、ボーとしていました。
雑誌をめくっていると、女性は季節ごとに色々な服の選択があっていいよなあと思います。
男なんて、この春、どういうのを着ればいいんだ？
タイヤ交換が完了し、室内が積まれたタイヤのゴム臭さで充満された車をえっちらほっちらと運転して帰宅。
さて、まだ時間があるぞ。
スターデジオでオンエアされた邦楽アルバムをパソコンで録音しておいたものを編集でもするか。
案外、これもすんなりと終了。
まあこんな風に引き篭もってばかりいると、ますます駄目人間になりそうなので、自転車に乗ってお散歩することにしました。
お散歩と言っても、駅周辺、万代周辺、更に橋を渡って古町周辺と新潟市の繁華街を一周してしまったので、帰宅した際は偉く疲れてしまいましたよ。
何故、体力が低下しているのに、こんなにも走ってしまったのかと、小一時間程、自分を責めてみたり。

新潟駅の中には、西口と東口とを繋ぐ大きな遊歩道があり、そこを一直線に歩くと、反対方向の出入り口へ簡単に抜けることが出来ます。
自転車は降りて歩かないといけないのですが、私を含めてみんなお構いなしに自転車で走行
しています。
すると、向こうに警察官の姿が！
やべっ！と思って自転車の速度は落としたものの、ここで自転車から降りて歩くというのもワザとらしいので、うつむき加減で走っていました。
幸い、警察官からは何も言われずに済みました。
ほっと胸を撫で下ろしていますと、通路の端の床に、巨大なロール紙が貼られています。
縦１メートル、横は１０メートル以上ある白い紙。
何やらいろんな言葉が書き込まれています。
それは、現在行われている戦争に対する反対のメッセージでした。
等間隔に置かれているマジックを使い、立ち寄った人々が、この戦争に対しての意見を書き込んでいるのです。
この戦争が一日も早く終わって欲しいという願いがこめられたものばかり。
文字を見るに、みんな若い子達が書いているようです。
煽り、イタズラ書きは見当たりませんでした。
皆さん、真面目に戦争について考えているようです。

私たち民衆は、この戦争に対し、表舞台で実際に何かをすることは出来ません。
戦地に赴いて戦うでも無いし、国際会議の舞台で和平交渉をするでもない。
けれど戦争について考えることが重要なんだと思う。
自分達の住む場所にミサイルの一つでも落ちればともかく、テレビや新聞の中でしか様子を伺うことが出来ないこの状況では、実感として戦争を受け止めにくいものです。
だから受身ではなく、自らの意志で戦争について考える事は、非常に意義があると思います。
戦争肯定派、否定派、たくさん人が集まれば、様々な考えがあるでしょう。
それでいいと思うし、自分と違う意見の人を抗議する必要もありません。
まずは考えよう。話しはそれからだ。