神崎のナナメ読み

失敗するコツ

玉子屋（東京都大田区、年商５８億円、菅原社長）という仕出し弁当屋が掲げる企業理念はちょっと変わっています。

「事業に失敗するコツ・１２か条」

１．旧来の方法が一番良いと信じていること
２．もちは餅屋だとうぬぼれていること
３．暇がないと言って、本を読まぬこと
４．どうにかなると考えていること
５．稼ぐに追いつく貧乏なしと、むやみやたらと骨をおること
６．良いものは黙っていても売れると安心していること
７．高い給料は出せないと言って人を安く使うこと
８．支払いは延ばす方が得だと、なるべく支払わぬ工夫をすること
９．機械は高いと言って、人を使うこと
１０．お客はわがまま過ぎると考えること
１１．商売人には人情は禁物だと考えること
１２．そんなことは出来ぬと改善せぬこと

まあ、勝ったら官軍みたいな感じの発言ではあるのですが、現場で戦っている人ならではの言葉でもありますよね。
自分自身、社会にて働いていると、上記の言っている事は確かにそのとおりかもと思えます。
特に社長が恐れるのは４条だそうです。
私なんて、「なんとかなるよ。明日があるさ」と考える方なので、反省してみたり。
けれど、上記に掲げられていることを意識してやっていると、精神的に疲労困ぱいしそうです。
常に追いかけられている状態。
それゆえ、ここまで大きな会社になったのですから偉いとは思います。
私はトップに立つ器じゃないね。