2003年02月02日

普遍なモノ

スペースシャトルが爆発したニュースで話題になっていますね。
そんな世間での驚きが雷鳴する中、私は会館の警備担当の日だったので(仕事ではなく、無料奉仕)、13時から18時まで拘束されていました(泣)。
けれど世の中は便利になったもので、携帯電話を使ってニュースを読んだりすることが出来ます。
世間の情報に疎くなると、なんだか自分が取り残された感じがするので、こういう機械があるのは便利です。
そういう考えは、ある種、脅迫概念とも思えますが・・・。

よくよく思い起こせば、自分というのは、常に世間の考え・動向を意識しすぎてきた感があります。
その最たるものはパソコン。
常に現役マシンとしての処理能力を保持すべく、いろんなマシンや周辺機器を購入していました。
ある意味、ベンチマークヲタだったような気がします。
テレビなんかも、話題の番組は常にチェック。
雑誌は買わなくなったものの、立ち読み等して情報は目に入れています。
服装とかも、新潟市にあるビルボードプレイス周辺を歩いている人の格好を参考にしてみたり。

そんな私がふと、「普遍なモノが欲しい」と思いました。
普遍なモノ・・・難しい定義です。
逆説的に考えてみましょうか。
「常に変化するモノ」で思い浮かべるのは、まずはパソコン。
「買ったその日から中古」・「一年もすれば最速マシンも普及マシンになり下がる」。
これほど目まぐるしくモデルチェンジして発売されるモノも珍しいですよね。
ヨドバシカメラへ行くと、常に人がたくさんいます。
お客も以前みたいなヲタ層ではなく、ごく普通の人が品定めしています。
携帯電話もそうですね。
やれ、JAVAが使えるだとか、カメラが搭載しただとか、半年ごとに新機能をひっさげてリリースしています。
こちらになると、さらに購買層の裾野が広がり、殆どの人が何かしら新機種の動向を気にかけています。
車も似た感があるなあ・・・。
こうやって考えてみると、機械関係が多いですね。
そこで私は、機械以外へ目を移し始めました。
最近、私がちょくちょく足を運ぶのは、「雑貨屋」です。
何故か私の近所には、お洒落な雑貨屋が次々と出来まして、殆どが夜の10時まで営業していることから、行く機会が増えました。
店内は茶色・暖色系統なので、暖かい雰囲気を感じます。
食器、アロマ、化粧、小物、文房具・・・客層同様、女性の購入しそうなモノが多いですね。
店内を歩いて眺めていると、自分の周りの時間の流れが遅く感じるんですよ。
きっと、機械関係が少ないからかもしれません。
機械の類は、あっても時計とかそれぐらいです。
食器、陶器というのは、何十年前も今も、それほど変化はありません。
むしろ古いデザインにお洒落な雰囲気を感じとれたりします。

私は去年辺りから、「遠くへの憧れよりも、身近な幸せ」を大切にしてきました。
最新・ハイテクとは縁遠いところです。
けれど、そう意識していたら、「自分の足のりというのは、本当はのんびりしていたんだ」という事に気づかされます。
緊張感からの開放。
スローライフを自分の生活に、これからも取り入れていこうと思います。

Posted by kanzaki at 2003年02月02日 20:59
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