2003年01月29日

2・8の法則

小売業をしている人なら、「2月と8月はモノが売れない」という事を聞いたり、体感しているかと思います。
不景気になって、2月、8月どころか、他の月もヤバクなっているよと焦ってみたり。
この「2・8の法則」なのですが、別の意味もあるんですよ。
百貨店には、それこそ名前どおりに100以上もの商品が陳列されています。
しかし、そのたくさんある商品のうち、売れている商品というのは2割しかないそうです。
その2割の商品の売上が、その百貨店の全売上の8割に相当するのだそうです。
百貨店の利益は、そのたった2割の商品に委ねられているのです。

そんな事象を知って思ったのが、「人の思い出にも、2・8の法則が適用されているかも」と言う事。
365日×年齢の分だけ、こうやって生きてきたのだけれど、振り返ってみると、その全部の日を思い出せる人はいないと思います。
だって下手したら、昨日の朝食で何を食べたかさえも思い出せない時があるもの。
ましてや、一週間前の食事のメニューなんて・・・。
思い出せるのは、よっぽど嬉しかったり、悲しかったりした出来事ぐらいなものです。
きっと頭の中に記憶されている思い出なんて、人生のうち2割ぐらいじゃないのかなあ。
けれど、その2割の思い出と知識によって、この先長い人生を生きていく訳ですから、その2割というのは重要です。
百貨店の総売上よりも大切だ。

学生の時、テストで80点を取ろうと思ったら、80点分の勉強量だけでは、まず80点を取ることは出来なかったと思います。
それこそ、90点、100点を目指す勉強量だったかと。
ならば人生で重要な2割の思い出・知識を得るには、それこそ3割、4割の良い経験をする勢いでないといけないと思います。
ストレスになるような必死な生き方は良くないと思うけれど、充実した毎日を過ごすのは大切です。
素敵な2割の思い出と知識を持った人生を過ごしたいと思います。

Posted by kanzaki at 2003年01月29日 21:05
コメント
コメントする
名前(ニックネーム可)とメールアドレスは必ず入力してください.
メールアドレスは管理者にのみ通知されます.










名前、アドレスを登録しますか?